沖縄の島々と聖書 | 地球人なりきりスーツ

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火星人である、うちの家族の通訳をしながら
地球人なりきりスーツを開発しつつ
小説やエッセイを書いています








りんりんRunさんのブログに、沖縄本島
北部の離島、古宇里島(こうりじま)が
恋島と呼ばれているという記事が
掲載されていた。

おもしろそうだなと思ってあれこれ
調べてみたら、なかなか興味深い内容。

なかでも私がおもしろいと
思ったのが次の4つ。



① 人類最初の男女がこの島にいた。

②この男女は天から降ってくる餅を
 食べて暮らしていた。

③ ところが二人が欲を出して餅を
 蓄える事を覚えた時、餅は降らなくなった。

④ そこで二人は海に出て働き、
 仕事の苦しさを知った。
 海ではジュゴンの交尾を見て子孫を
 増やす事を覚えた。


これって何かの話にそっくり!



まず①は旧約聖書の創世記に出てくる
アダムとイヴの物語によく似ている。

② の天から降ってくる餅は、
出エジプト記で奴隷から解放された
200万人のイスラエル人がシナイ半島の
荒野を40年間さまよったときに
天から降ってきたマナの記事に似てる。

③ の欲から蓄えたら餅は降らなくなった、
というのは、マナも蓄えたら腐ったという
出エジプト記の記事と、禁断の実を食べた
アダムとイヴがエデンの園から追放された
という記事の合体に見える。

④ の労働の苦しさと子孫のことは、
創世記でエデンの園を追放された
アダムが働くこと、イヴが出産の
苦しさを覚えることと似てる。


私の結論は旧約聖書の中でモーセが書いた
モーセ五書との類似点が多いということ。



古宇里島は橋がかかっている
沖縄本島に近い島だけど、
その海の先には沖縄最北端の
伊平屋島(いへやじま)がある。

この島はとても不思議な島だ。


琉球王国の王家発祥の地ということで
地番はかつての王府の居城、首里城と
同じ島尻郡(しまじりぐん)なんだけど、
民俗学の宝庫とか、
神の島とか呼ばれている。

しかし天候は本島とだいぶ違う。

撮影に時にあまりにも予報が外れるもんだから
地元の漁師に「この島は本島の予報が
 当たらない」とぼやいたら、
「鹿児島の天気が近いよ、次からは
 本島でなはなくて鹿児島の
 予報を調べるといい」
とアドバイスされた。

黒潮の関係で、天候の移ろいは
船で80分の沖縄より、一昼夜かかる
鹿児島が近いのだという。



この伊平屋島にはシンボルといえる
「ヤヘー岩」という屏風のような
岩が海上にぽつんとある。

ヤヘーとはヘブライ語の「ヤーフェ」だ
と主張する人がいた。

ヤーフェとは「神」という意味。

当然、聖書にもたくさん登場する。

この人は、伊平屋島はヘブライ語と
共通する言葉がたくさんあるから、
古代イスラエル人が来島しただろう
いう説を持っている。

伊平屋島に度々取材に行っていたので
島の古参の方を見つける度に、この説に
関する質問をいろいろ投げかけてみたら、
「異人の来島伝承は複数ある」
「ヘブライ語との関わりを調査に来た
 新聞記者がいた」
という証言が得られた。


そこで日本での聖書研究の大御所というか
日本を代表する牧師である奥山実先生に
この説の信憑性を聞いてみた。

すると先生曰く
「古代イスラエル人、いわゆる失われた
 12部族は国を追放された後、東アジアに
 逃げのびたということは歴史的に証明
 されているが、その後の足取りが分かっていない。
 日本の東北に来たらしいと推察されているが
 確証はない。
 でも、もし日本に来ていたら
 黒潮に乗って、その島にやってきた
 可能性はある」

東北地方の神社などに古代イスラエルの
王家の紋様、ダビデの星が彫られているのは
有名な事実。


「もし、もっと分かったら
 資料を送ってくれ」と言い残して
先生は去って行った。



もしかしたらはるか昔に、
古代イスラエル人が伊平屋島に
やってきて琉球王国の建国に
一役かったのかもしれない。






りんりんRun

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奥山実ウェブサイト

伊平屋島 ヤヘー岩





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