最近ですね、お母さん(姑)と一緒に過ごしていて、目頭が熱くなることがよくあるんです。
ちょいちょい書いてるんですが、彼女、すごくつきあいやすい人なんですよ。
認知症による混乱で、時々頑固になったり、うっとおしいことしたりするので、イラっとすることが皆無な訳ではありませんが、
でもとにかく、彼女って、愛情深い、配慮のある人なんですよ〜。
私が寝不足で(まあ彼女のせいだったりもする訳ですが。爆)ほわあああと欠伸してたりすると、
「疲れてるの?休みなさい」とかね、さらりと言ってくれるんです。
一回、こちらのラジオ番組で、東北の大震災で遺族になった人たちのお話を流していて、(次女姉が見つけて教えてくれて)家族みんなで聴いてたら、
日本語の証言部分もある訳で、私なんか悲しくてたまらなくなって泣いちゃった訳ですよ。
そしたらぽんぽんしてくれたりね。(で、もっと泣いたりして。爆)
ほんでですね、彼女、すっごくfunnyでもあるんです。うまく回路がつながった時は、周りを爆笑させるような一言を完璧なタイミングで発するんです。
ほんとおっかしいの。
そういう、美点を毎日の暮らしの中で見てきたからこそ、それがだんだん削ぎ落とされていくのに気づく訳です。
彼女の瞳の中にある、funnyでbrilliantな光の明滅が、少しずつか弱くなってきている。
それが悲しいです。
友人みんなに深く愛されているウチのお母さん。
それは彼女が素晴らしい人で、みんなに厚い友情を贈ってきたから。
認知症が重くなってきても、毎日そばにいるからか、私のことを安心して一緒にいられる人間だと認識してもらってて、それも感動しちゃうんですよね。
お手洗いや寝室について行く時に、自然に手をつなぐ流れになったりしてですね、この人の手は柔らかくてあったかいなぁっていつも思うんです。
私、うっかり長生きして認知症を患うようになっちゃったら、お母さんみたいなおばあちゃんになりたいです。
なれると良いなどうせなら。
時々ケンカしながら、今後も家族として仲良くやっていこうね、お母さん。
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