ウェブサイトの記事を、鵜呑みには出来ませんが、それでも、これが紛れもない事実なら、何とも許しがたい。

iPhoneアプリの電子書籍はサクラレビューによるステルスマーケティングだらけ | デジタルマガジン

その前に、「ステルスマーケティング」とは、

『ステルスマーケティング(英: stealth marketing)とは消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすることである[1]。
インターネット上での略称は『ステマ』。また、アンダーカバー・マーケティング(英: Undercover marketing)とも呼ばれる。』
(参照:【ステルスマーケティング - Wikipedia】)

ざっくり言ってしまえば、「やらせ」と同じ事だと思う。

で、先ほどの記事の内容だが、こういう内容。

<以下、写真並びに『』の囲み、記事より引用>



『iTunes Storeのランキング上位に電子書籍アプリをみかけるようになりましたが、それらのアプリを買った人の多くは時間とお金の両方をムダにすることになります。

なぜなら、ほとんどのアプリでステルスマーケティングが行われているからです。

 画像は1月26日のiPhoneアプリの有料ランキング(総合)をキャプチャしたものです。
1位から9位まで7本の電子書籍アプリがランクインしており電子書籍が大人気のように思えますが、これらのアプリではサクラによるレビュー工作が行われています。』

何を、根拠にこう言ってるかというと、

『以下の画像はR25の電子書籍を販売している株式会社Media Shakersのアプリのレビュー画面です。
たとえばこのサクラのように、ひとつの会社のアプリにだけ高評価のレビューをつけているとサクラであることがバレバレです。』



『しかし、ランキング上位でみかける株式会社アドベンチャー、アクセルマーク株式会社、そして株式会社ユナイテッド・ブックスのサクラレビューは、サクラであることが一目では分からないよう上手に隠しています。

 そのからくりを、現在ランキング1位の電子書籍アプリ『30倍速読術 ~往復の通勤時間で、年間600冊読めたら、人生が変わります~』のレビューを使って説明します。

 以下の画像は30倍速読術のレビューを一番最初に書いたユーザーのレビュー一覧をキャプチャしたものです。』



『このレビューは一見するとサクラには見えません。
電子書籍アプリをまともに評価している優良ユーザーのように見えます。

しかし、次のようにほかのユーザーのレビューと並べることで分かりやすくなります。』



『3人の人間が同じアプリを、同じ順番で、同じ日にレビューしています。
こんなことは通常ならありえません。

どれだけ興味が同じで、どれだけ速読スキルがあるのかと問い詰めたい。
小一時間問い詰めたい。お前、中の人じゃないのかと。』

この他にも、見出しだけ抜き出すと、

『iPhoneからだとレビューがサクラかどうか分からない』

『この会社のアプリは買ってはいけない』

『サンプル画像で買ってはいけない会社を判断できる』

『サクラレビューはパッケージ商品のメニューになっている』

というふうに、対処法、実際の会社名、などが書かれている。
そして、〆をこんな風にまとめてる。

『サクラレビューは電子書籍の未来を壊す

こうしたステルスマーケティングを行えば、短期的には電子書籍アプリの売上げがあがります。
しかし、高評価なのにつまらない本を読まされたユーザーたちは、電子書籍にどんな思いを抱くでしょうか?

ランキング上位がつまらない本だらけの電子書籍の世界。
それは芽吹きつつある電子書籍の未来を壊すことにほかなりません。
すでに、iPhoneユーザーからは怒りの声があがっています。』



最近の、お店の口コミサイト、やらせの問題もそうだが、今回のこの事がホントだった、悲しいを通り越して、あきれるしかない。

これの本質からずれるかも知れないが、「ネットの匿名性にあぐらをかいての発言」、mikki813rabbitは大嫌いである。

何度も言うが、これがホントの事としたとき、電子書籍の未来を壊すどころか、信じられないものにしかねないと思う。

それと、この問題の電子書籍タイトルみると、いわゆるハウツー系の書籍だと思われる。

この手の書籍、紙の書籍でも人気がたかいときく。

こういうものが売れる背景には、「失敗したくない」という思いがあるのでは、ないだろうか。

あまり、偉そうなことを言える立場ではないが、人間って、「失敗しながら学んでいく」ものだと思う。

ハウツー系の書籍を、全否定するつもりはないが、やはり、まず行動し、それが間違いなら、訂正、方向修正しながら、進んでいけばいい。

そのための、参考程度にするならいいが、その通りにやって、みんながみんなが上手くいくはずがないと思ってる。

まあ、そうは言っても、人それぞれ。
こういった書籍が、いい人もいるだろう。

しかし、こういうものを読む前に、日本の古典といわる名作の類を読むほうが、ずっとましな気がする。

昨日のブログでも、「電子書籍リーダーと青空文庫」でも、ふれたが有志による「青空文庫」の作品を、是非、読んでもらいたい。

iPhoneでは、

i文庫 2.70(¥350)App
カテゴリ: ブック, ユーティリティ
販売元: nagisa - yasuyuki asada(サイズ: 15.3 MB)


iPadには、

i文庫HD 2.1.3(¥800)App
カテゴリ: ブック, ユーティリティ
販売元: nagisa - yasuyuki asada(サイズ: 18.6 MB)


という、青空文庫のビューワアプリがある。
いずれも、有料ではあるが、一度購入してしまえば、コンテンツである電子書籍は無料でよめる。

電子書籍アプリを購入しようと思うなら、まずはこちらから読んでみる事を、おすすめする。

そうそう、自炊派の方でも、PDFファイルを、これで読むことが出来るよ。