2ヶ月振りの登場です。
皆さん元気ですか?そしてミキの事、覚えていますか?
前回更新した際に、とても温かいお言葉をいっぱい頂いたので、もっと書いていこう!と思ったりもしたのですが、一旦習慣から外してしまうと、毎日欠かさず書いていたのが不思議なくらいに書けなくなってしまいます。楽しみにしてくれていた方、すいません。
↑いるの?
そんな音信不通の2ヶ月でしたが、何ら変わらぬ生活で、当然築30年のボロアパート暮らしも変わっていません。
考えてみれば、ミキが生まれる前からこの場所に建っていた訳ですから、とても不思議な気持ちです。30年前にはボロアパートなどとは言われずに最先端のピカピカアパートだっただろうに、時間とは残酷なものです。
ミキだって生まれたての頃にはツルツルプルンのお肌だっただろうに、今では・・・(お察し下さい)。
ボロアパートの何がボロいって、色々ボロいんですけど、最近気になってるのが、モニター付きインターフォンなんて夢のまた夢で、覗き穴すら無いのです。
なので居留守は基本的には使えず、新聞屋さんでも宗教系の人でも開けて対応せざるを得ない日々が続きます。
あ~ぁ~、宝くじでも当たるか、大金持ちに見初められたりしないかなぁ!
↑無理
ところで、先日彼氏が暴走しました。
ミキの家にやってきた彼氏はオモムロに手に提げていた袋から中身を取り出して、テーブルに置きます。
・・・エプロン?
何だかフリフリのレースが付いたピンク色のかわいらしいエプロンです。
ミキはそれなりに料理はしますが、エプロンは持っていません。料理する時にオシャレ着を着ている事はまずないので必要ないのです。
それに必要なら自分で買ってるし、なぜ急にこんな物を・・・?
彼氏
「ちょっとさ~、やってみようよ。裸エプロン♪」
↑はぁ?
何という事でしょうか(ビフォーアフター風)!
薄々感ずいてはいたのですが、彼氏は変態だったのです。
裸エプロンってただ単に着れば良いの?そんなの脱いだらすぐ終わっちゃうから意味無いじゃない。って事は・・・えっ?まさか料理中の振りとかしている所に背後から迫った彼氏が色々とイタズラを開始するとか?そんでもって、「そんな事されたらお料理出来ないよぉ。」「フッ、じゃあ俺がミキを料理してやろう♪」・・・なんてイモ芝居をしなきゃいけないんじゃない?無理無理!そんなの恥ずかしくて出来ない!絶対無理!
↑勝手に妄想中
ミキ
「イヤ!」
彼氏
「でもさぁ、きっと楽しいよ。」
ミキ
「イヤ!」
彼氏
「これは男のロマンだからさぁ。」
↑何と次元の低いロマン
ミキ
「イヤ!」
ミキのイヤイヤ攻撃を前に遂に諦めました。よっぽどエプロン体験をしたかったのか、目に見えてヘコんでしまいましたが仕方ありません。変な事を言うからいけないのです。結局、エプロンどころか何もせずに帰っていきました。
・・・。
何だか背中が小さかったなぁ。
・・・。
ちょっとかわいそうだなぁ。
・・・。
分かったよ分かったよ!着れば良いんでしょ?
↑負け
どーせ着るならビックリさせてやりたいものです。彼氏が来る時に装着して、ドアを開けたらビックリ作戦の発動です。
そして、その日がやってきました。ミキの家に向かってくる彼氏にしつこく「今どこ?」メールをして、あと10分くらいだろうとなったタイミングで、全裸になってエプロン装着です。鏡ではみ出したりしてないかチェックをします。
・・・我ながら何て情けない姿だ。これ、ホントに喜ぶの?
コンコン!
↑ドアノックの音
ガチャ!
↑ミキがドアを開けた音
「お届けものです!」
ここでまさかの大惨事発生です。ドアの向こうに立っていたのは彼氏ではなくて、宅配便のオニーサンだったのです!そしてきっとエプロンの下の状況まで見透かされているのでしょう。お互いに黙って固まってしまいました。
オニーサン
「(裸ですよね?)」
↑心の声(想像)
ミキ
「(ち、ち、違いますよ。)」
↑同じく心の声
オニーサン
「(でも何か、胸に1センチ程のポッチが2コありますけど?)」
ミキ
「(こ、こ、これは、えっと、その、ボタンです。)」
オニーサン
「(それにほぼお尻見えてますよね。)」
ミキ
「(いや、えっと、これは、ベージュのピチピチのパンツです。)」
・・・。
はっ!これは考えてみればこれはかなり危険な状態では?野獣の様な飢えた男が1人(かなり失礼)。その目の前には「どーぞお食べ下さい♪」と言わんばかりのほぼ全裸の美女(?)が1人。
我慢の限界に達した野獣は無言のまま部屋に押し入ると静かに鍵を閉め、オモムロにミキに迫り・・・。「奥さん、こうして欲しかったんだろ?」「違うの!これは違うの!」「こんな格好しといて違う訳ないだろ。はぁはぁ、奥さ~ん!」「ダメ!ホントに違うの!イヤ~!アナタ~!」
↑人妻に成りきって妄想中
・・・。
オニーサン
「・・・あの、ハンコ良いですか?」
ミキ
「えっ?あぁそーですよね。ハンコですよね。」
何だ、バレてないのか!確かに正面から見ればちょっと薄着なだけに見えない事もないもんね。あぁ良かった!これでミキのミサオは守られたぁ♪
オニーサン
「そんな格好で風邪ひかない様に気をつけて下さいね!じゃあありがとうございました!」
ガチャン!
バレてんじゃん!
・・・。
いやいや、気付いてんならそーじゃないでしょ!こんな大サービスな姿の美女(?)を目の前にしてそんな冷静でいられると、ミキが魅力ゼロみたいじゃないよ!ちゃんと「奥さ~ん!」ってやんなさいよ!逆に失礼だからねっ!
↑襲われたいの?