今日は私もよく活用している本を紹介しますね。



それが【現代語訳 信長公記】 (げんだいごやく しんちょうこうき)



これはかつて織田信長に仕えていた、太田牛一という人が書いた信長の伝記です。



尾張国春日井郡山田荘安食村(現・名古屋市)生まれの人で、最初、柴田勝家に仕えていましたが、弓の名手で、信長の直臣となった人です。




で、この信長公記、何がスゴイのか?



信長の伝記ものはいくつかありますが、どれも江戸時代に書かれたものばかりで、著者は織田信長に会ったことすらなく、記録や聞いた事で、信長の伝記を書いているんですね。



しかし、太田牛一は信長に仕えており、実際に戦ぶりや出来事を同時代に見聞しています。



ちなみに、信長公記の中ではさりげなく自分の活躍を記載してたりもします (*^.^*)





若いときから筆マメで、メモを取っていた様で、晩年にそのメモをまとめて信長公記を書きました。



でも、所々に史実と違う年号があったり、そのときには死んでいる人が出てきたり、あるいは現代では解明できない地名・行動があったりします。



ナゾの部分もありますが、現在でも学者や作家が、裏付け資料として重宝しているんです。



という事で、織田信長研究の第一級資料とされています。



以前から、その現代語訳がいくつか出ており、私も数冊持っていますが、一番わかりやすいのは




現代語訳 信長公記〈上〉/太田 牛一
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現代語訳 信長公記〈下〉/太田 牛一
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これです。



上・下二巻があり、上巻は 生まれてから~天正四年(1576)に信忠に家督を譲るまで。



下巻は、天正四年(1576)~天正十年(1582)の本能寺の変後、家康が堺から退去するまでです。





主要な出来事として、上巻には、桶狭間合戦・長篠合戦があり、



下巻は本能寺の変が記載されています。



世に出ていないウラ話も多数記載されており、



また自分なりに【現場】に赴き、これをもとに合戦の検証を行ってみるのも面白いですよね。



現代の言葉に訳してありますので、小説を読むようにスラスラ読めます。



イチオシの書物です。


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