【徳川家康ガイドブック・名古屋城を攻略せよ!その21】
前回に引き続き、今回は名古屋城内の重要文化財(以下 重文)に指定されている櫓編です。
重文に指定されている櫓は全部で3つ。
順番に見ていきましょう。
↑ まずは西北隅櫓。
重文櫓3点のなかで、唯一城外から見える櫓です。
別名・清洲櫓ともいい、じつは清洲城の天守を移築して名古屋城の櫓にしたという
伝説が残ります。
しかし実際には、清須越しの時、清洲城の築材を利用して築いたものではないかという説も。
北側の水堀に面しています。
↑ ちなみに城内へ入り、西北隅櫓(清洲櫓)から城外を眺めるとこんなカンジ。
北側がガクンと下がっているのがよくわかりますね。
↑ 西南隅櫓。
別名・未申(ひつじさる)櫓とも。
屋根二層、内部三階の構造になっており、西と南に軍事用の石落としを張り出してあります。
ちなみにこの西南隅櫓、角度を変えるとコンナ写真も撮れます!
↑ 後ろにそびえるのは大天守です。
そして堀も深く大きい。
なかなか見応えがあるアングルですね。
この西南隅櫓の場所で、ベストショットにチェレンジしてみましょう!
↑ 東南隅櫓。
別名・辰巳(たつみ)櫓とも。
屋根二層・内部三階は西南隅櫓と同じですが、コチラも石落しが東・南側に二ヶ所あります。
ちなみにこの櫓は築城当時のものであり、鬼瓦を良く見ると、葵の紋を見る事ができます。
ということで重文3点の櫓でした。
前回の重文3点の門とあわせて、全部で6点の名古屋城内の重文。
これも忘れずにチェックしたいですね。
※続きを読む → 歴史を見てきた榧(かや)の木