【信長ガイドブックを歩く】 (うつけものコース)
若き日の信長の【うつけ】ぶりを嘆き、切腹してしまった平手政秀。
この平手さんの死を信長は大いに嘆き、その後【うつけ】ぶりを止めたとか。
さらには平手さんの菩提を弔うために、【政秀寺】というお寺を建てます。
よほど申し訳なく思っていたのでしょうね。
そんな秀政寺ですが、現在は名古屋市中区栄3丁目にあります。
大須商店街の近くです。
しかしこの政秀寺は、もともとココにあったのではなく、小木という所にありました。
小牧山城のある小牧市です。
そこからの移転の旅は長く険しいもので、
(1) 小木村(現在の小牧市)に信長により創建された。
(2) 天正十二年(1584)の小牧・長久手合戦で焼失。清洲に移された。
(3) 今度は清洲越しで名古屋の現在地に移された。
(4) 太平洋戦争で焼失。お寺は再建されましたが、政秀のお墓は千種区の平和公園墓地に移された。
なので菩提寺とお墓は今では別々なんですね。 (中身は…)
でもここまでして存続していること自体がスバラシイ。
よく廃寺にならなかったと思います。
大須に行った際には、ちょいと足を伸ばして訪れてみるのもよいかもしれませんね。
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