身口意の三業という言葉があります。

業というのは行いという意味です。



身業は身体による行動のこと。

口業は言葉のこと。

意業は心で思うこと。



身体を使って悪事を働くことも、ボランティアをして人を助けることも出来ます。

言葉で人を傷つけることも救うことも出来ます。



その奥底にあるのは全て心です。

心から全ては始まるんですね。



例えば道を歩いていて誰かにぶつかったとします。

イラッとしたとしますよね。



「アイツ、ぶっとばしてやる!」と思っても、
大人ともなれば理性が働くので、まだ抑えることは容易いです。

つい悪口を言いそうになることもあるかもしれませんが、
それも比較的容易に抑えることが可能だと思います。



ただ、一番の問題は心です。

口にこそ出さなかったとしても、
心の中で罵詈雑言を浴びせてしまうこともありますよね。



この意業というのが全ての元であり、言葉や行為として出てきます。

頭で考えたことを抑えていたとしても、
思ったことは蓄積されていき、その人の人格を作り上げていくんですね。



先日の勉強会が終わった後、こんなことを質問されました。

「いけないこととはわかりつつ、つい怒りが出てきてしまうのですが、
何かコントロールするようなコツとかありますか?」



コツなんていうものはありません。

お伝えした通り、全ての根本は心なんです。

テクニックで一時期乗り切ったとしても、それは麻薬のようなもので、
だんだん効かなくなり依存傾向になっていってしまいます。



以前、怒りをコントロールするようなセミナーをやっていた人が、
ほんの些細なことで怒っているのを見ましたが…(笑)

根本を変えていかないと意味が無いわけです。



じゃあ、どうやってその根本を変えるかというと…。

「一分は思より生じ、一部は師より得。」という言葉があります。



自分の中から湧き起こってくる悪を抑え込むには、
それが出来ている師を見つけて、向かうべき道を授かるということです。

そして、もう一つ大切なのは意志です。

例え、どんな良い師や良い友に出逢っても、
良くなろうという意志が無ければ、根本を変えていくことは出来ません。



大切なのは、まず変えるべき自分に気付くことです。

そして出来ていない自分を見つけたら、反省して繰り返し実践していく。

それしかないんですね。

楽な近道というものはありません。



何度も何度も繰り返しながら成長していく。

本当にそれしかないんです。



根本は意業であり、それを正していくことが大切だと伝えましたが…。

もう一つ重要なことがあります。



それは実践をするということです。

何かをしようと心に思い口に出したとしても、
実践していなければ何もやっていないことと同じなんです。

思うことも大事。実践も大事。

どちらも並行して進めていくことが大切なんですよね。



良い環境に身を置いて、良い心を磨き、良いことを行っていく…。

幸せに生きるというのは、ただそれだけのことなんです。

善き身口意の三業を行っていきたいものですね(^_-)-☆


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