ジャーン☆





前髪切りました!!


もそうだけど…


行ってきました!!!


舞台「浮世八景・地獄八景」!!!


ただいま世田谷パブリックシアターで公演されている
G2さんの舞台であります。



(これがチラシ)

え??だからどうしたって??

このチラシにはですね、謳い文句として

「立ち切れ線香」「算段の平兵衛」「崇徳院」「天狗裁き」「地獄八景」などなど、大ネタ小ネタあわせて五十数本の落語がぎっしり詰まった見応え。
笑いはもちろん、じーんと泣けて、上方落語に強くなる。
松尾貴史×G2×東野ひろあきが二年の構想期間を経て、いよいよ上演開始!


なんて事が書いてあるのです!!
もう、夏からチェック済みですよ!!夏ですよ夏!!


SHI・KA・MO…


監修 桂米朝


これは行くしかないでしょーーーー!!!

さすがですね!この一言で、
「上方落語で演劇を本格的にやりたい」
と言う気持ちが伝わってきました。それにやられました。

このチケットも研修医魂(けんだま)の稽古中に
押さえたものです。
これが稽古中に自分を励ますシリーズの最後になります。
(シリーズ1・2


個人的に観た感想としては…面白かったです!!
前半ちょっと筋書き通りに人が動いている感がありましたが…
若旦那と平兵衛が出会うところとか…
(ネタバレ多少あります。気にされる方は遠慮して下さい。
 差し支えないようには書いておりますが…)

知ってる噺が目の前で演劇化されているのを見るのは
とても楽しかったです。
もう、色んな話がこれでもかこれでもかと繋がって、
見応えがありました。

小糸はもっと儚さと言うか、清純さとかひたむきさが
あってほしかったなぁ。小糸っていくつだろう。
16歳くらい?
舞台の小糸は割と奔放で艶がありました。
自分のイメージが強すぎるのかな。

そして若旦那も小糸が三味線を弾いている時は
ひたすら仏壇に向かって話しかけてほしかったです。
死んだ人の気持ち感じてる時や、必死に自分の気持ち
伝える時にはきょろきょろしないよきっと。

落語が演劇化されているのはそれだけで観ていて
楽しかったですが、心に残っているのはやっぱりそれ以外の
シーンでした。

線香が断ち切れたあとの若旦那の気持ちと行動、
そして巡り会う二人…じーん(涙)
劇中ではそんなに感動的な演出では無く、ハッピーエンドって
感じなのですが、自分が思い入れがある噺だけに、勝手に
自分の頭の中で二人を演出して感動していたのかも…
(だめじゃん!)

私はかなりマニアックな見方をしているので、
偏った感想だとは思いますが、全然落語を知らない人は
どう思うんでしょうか。
観られた方はぜひ感想教えてください。

50数本の落語がぎっしりつまっているらしいですが、
私がわかった噺は覚えている限りで

「胴乱の幸助」
「代書屋」
「猫の忠信」
「算段の平兵衛」
「はてなの茶碗」
「崇徳院」
「貧乏花見」
「千両みかん」
「地獄八景亡者の戯れ」
「天狗裁き」
「天狗さし」
「高津の富」
「ふたなり」
「鴻池の犬」
「三枚起請」
「二人ぐせ」
「たちぎれ線香」
「皿屋敷」

えーーー18本…!?
思い出せてない噺が3本あるとしても半分もわからないんですね
まぁ、演劇であってクイズじゃないから…(笑)

桂吉弥さんがいい味出されてました!!
セリフとセリフの間を埋めるのとか、他の人が話してるときの
吉弥さんの自然な動きに釘付けでした。すごーい!!
1人5役くらいやられてたのではないでしょうか…他の役者さんも、
なんて芸達者…!!

たった11人で50役あるらしいです。
全然不自然でなかったです…。

あー落語関係だと長くなりますね…

まぁ、とにかく、私がこの舞台を観て思ったのは、


小糸は私がやりたい!!!!!(切実)


初めて米朝師匠の「たちぎれ線香」を生で聴いた時、
アンケートに

「生まれ変わったら米朝さんの
小糸になりたいです」


と書いて帰りました肘井美佳です。(当時21歳)

清!!本気だよ!
(おっと、つい本名で呼んでしまいました…←キモイ)


G2さん再演ある時は呼んでください。
G2さんと関わりのある方、これを読んでいらしたら
是非ブログを紹介してください。

そんな感想を持ちましたこの舞台。
東京は明日まで、大阪で23~25日までやっているそうです

興味があれば是非☆