「女の子の大変身☆」


 浅草、縁日,しかも夏…ということはもう浴衣しかない。是非ともほおずき市には浴衣で行きたい。だって,女の子だもん!

一緒に行く人がシモーダとクリリンとわかってはいても,
女の子にとって,浴衣は特別なものである。

今年の初浴衣,絶対着たい。そんな願いを叶えてくれたのは
この人,同じ事務所の大沢舞子嬢。
私の着付けでは1日歩き回ることを考えるとちょっと不安なので,ベテランの彼女に頼んで着せてもらうことに。
そういえば去年も舞子ちゃんのお母さんに着せてもらったんだよなぁ,1年って早いなぁ。

今回は舞子母がお仕事でいらっしゃらないため,舞子嬢に着つけてもらう。
朝の8時に大沢家集合。早朝にごめんね。
お家に伺うとお父さんが掃除をしていた。そうか,今日は日曜日。お父さんは観葉植物のお手入れもしていらっしゃった。
ステキねぇ。

私が時間が無くて朝ご飯を食べてないとぽろっとこぼすと,
舞子ちゃんが手早く手料理を振る舞ってくれた,
それもゴーヤチャンプルー。美味しい,美味しすぎる…
かつお節を入れると美味しいんだな,フムフム。今度から入れよう。

食べ終わって,一息ついてから着付けスタート。
手際よく浴衣を着せてくれる彼女はまるで職人,うっとり。
さすがお母さんが日本舞踊の先生だけあるわ。
舞子ちゃんの舞は1度も見たことは無いけど,キレイなんだろうなぁ,とリビングに飾ってある着物姿の舞子嬢の写真を見ながら考える。

と,その時!!大変な事態が起こった。ん?何か浴衣の一部分が黒い?…よくみると、

パ、パ○ツ!?

なんと浴衣を着るのに黒のパ○ツを着けていたのである。
これが暗い色の浴衣なら何の問題も無いが,私の浴衣は白地に
緑のストライプ。いくら浴衣用の肌襦袢を着ていても面白いように透ける透ける!

「透けてるよねぇ…」と私。
「そうだね」とあっさりの舞子嬢。

私が一人で焦っていると,舞子ちゃんが使っていない
水着用のアンダーをくれた。これなら肌色だし形的にも問題
ない,うぅ…ありがとう。

大沢親子に別れを告げ,向かったのは浅草、浅草寺。
何とクリリンは体調不良で来れなくなり,シモーダと2人で参拝することに。カメラ青年と浴衣女子。ちょっと怪しい。

私はと言うと早速下駄の鼻緒で靴擦れ?を起こしコンビニで
絆創膏を購入。
鼻緒ってどうしてしっくりこないんだろう…去年も履いたのに。高級なやつは違うのかな?

まぁ何はともあれシモーダとも無事合流できたし,いざ,さあ、浅草寺!



(舞子ちゃんの着付け☆)

(後ろも綺麗☆さすが!)


(其の三へ続く)