http://sagishibunsenmei.web.fc2.com/msg-05.html

献金の使い道

以下、元統一教会員、カインの末裔氏の投稿より

献金とその使途についての問題は、日本統一教会が経済中心に変わって行った1978年からとそれ以前からで大きく変わってきます。1978年の1610双のマッチング後に感謝の21日路程がありました。

それまで、なかなか日本統一教会で1日1億円の献金額を稼ぐことができなかったのがこれ以後、月30億円から50億円の万物復帰による献金・上納金が可能になっていったのです。

 この年以後は、ハッピーだけでなく、大学生の原理研究会のメンバー教会所属のメンバーもキャラバンによる万物復帰(福祉やベトナム、カンボジア難民救済、北方領土返還運動などの嘘をつきながら)を大々的に開始しました。
 その後、777双の元幹部(現在は教会を脱会した)W氏が姓名判断をしながら開運の印鑑販売をすることを思いつきそのアイデアをハッピーの古田社長が利用して、印鑑から壷、多宝塔、人参(1個8万円を120個単位で売る)絵画宝石などの高額な霊感商法がはじまり、良い月で月100億円以上の献金額が上がって行きました。悪くても月50億円以上です。
 久保木会長の良き時代からF氏体制による経済中心の時代に大きく変貌した80年代と総括できます。この辺の詳しい実態は、山口弁護士の本や朝日ジャーナル、有田氏の本などで詳しく述べられています。ただ、あれは被害額で、表面化した数字です(実際は更に高額です。細かな数字や年代、金額に間違いがあればご指摘ください)。
 大きな節目を迎えるのが、86年から87年の間に朝日ジャーナルや朝日新聞による霊感商法批判キャンペーンです。そして、内部的に借金による献金が、開始されたのがパンダ自動車摂理であり800億円以上の献金を文師から要求されることになります。

 さらに、92年の3万双の祝福に前後して、全ての民放テレビ局から統一教会批判が、行われて、統一教会の経済活動、万物復帰が、非常に困難になり、借金返済が、不可能になっていきました。
 その対応のために、文師は、94年に総延べ人数16万人の女性修練会を行い、士気を鼓舞させたのです。しかし、新規会員は、増えず、逆に心が統一教会から離れる一方、祝福家庭の子供は、増えると言う状況で統一教会の財政状況は、全く改善されず、清平摂理などの話しで内部への霊感商法、借金による献金、借金を一般信徒へ負わせて行きます。
 この25年程で、1兆円近いお金が国外に持ち出されたり送金されました。1999年、2000年の2年間だけでも1300億円となるでしょう。 前置きが、長くなりましたが、こうした二十五年以上に渡る統一教会の経済活動を中心とした中でこのお金が、どのように使われ、一部のお金が、不正蓄財に使われたかをお話します。

 さて、私は、1978年の日本統一教会の経済活動から統一教会が、嘘をついてもお金を集める経済活動、献金活動、霊感商法体質に大きく変質していったと見ています。現在までに、日本統一教会から海外へ送金された総額は、1兆円を超えるでしょう。1978年前は、リトルエンジェルの維持費、アカデミーや科学者の会議、言論指導者会議など、むしろ、社会的には、一定の貢献をした可能性が、ある活動に使われています。ただ、1966年に韓国の統一産業を創立して以来、一和、世一重工、韓国チタニウム、一信石材、一成綜合建設、興栄水産、世一観光などの創設資金、維持費として、日本からの献金や資金が、使われています。また、済州島の土地購入にもかなりのお金が、使われていますし、韓国の38度線近くの南側の土地も密かに購入されており、これら不動産は、文師の親戚や幹部たちの名前で、購入されています。
 こうした企業の従業員は、統一教会員でない人も多くいましたが、韓国としては、大学も出ていない中では、高給をとれるということで、形だけ統一教会員になっている人も数多くいました。こうした給料泥棒的な韓国人の統一教会員を養うのに、98年の経済危機で、大リストラするまで、毎月で、10億円から30億円(これには、後述する韓国の世界日報は、含まれません)以上の日本からの資金が、必要だったのです。
 こうした企業や統一財団の幹部になった古い統一教会の幹部は、韓国では、当然の役得、日本的にいえば、不正蓄財した人が、朴さん、郭さん、金明大、ブラジル金こと金ヒョンデ劉大行現総会長、若手では、公職を今年追放されたチェ・イルドなどが、代表的な不正蓄財幹部でしょう。

 さて、77年頃から文師は、ソウルの国会の前のヨイド広場に神殿を建てると言って一時、献金を集めていましたが当時の韓国政府が、国会より高い建物を建てる許可を出さなかったために、神殿建設計画を中止。
 そのお金は、78年から、映画「仁川上陸作戦」の映画製作に回されました。この映画は、当時の世界日報社長で、後の統一教会の6代目(1996年6月から98年3月)の石井光治元会長が、中心になって、作りました。この映画プロジェクトは、大失敗で、総額130億円以上を使いながら、米国で、わずか数週間上映されましたが興行成績が、まったくだめ、駄作で教会内でも教養のない、石井氏を使ったためだと避難が噴出したくらいです。
 日本の世界日報は、75年に創刊されて以来、毎月1億円から4000万円ぐらいが赤字で、統一教会から援助されており、これも総額200億円近くが、使われたことになります。最近は、倒産寸前の状況だとのこと。

 82年の5月にワシントンタイムズ紙が、できてから、これが、一番、お金が、かかっています。豪華好きな朴プーヒー氏が、大理石張りの社屋を建て、社員食堂は、一流レストラン並みの大理石の豪華版。ただ、米国では、レーガン政権には、重宝されていましたが、実業界、特にユダヤ人系の企業からは、ムーニーの新聞として、広告費が、全く入らず、創刊時で、200億円以上、週刊誌インサイト、月刊誌ワールドアンドアイも含めるとここ数年のリストラが、進むまでは、毎月10億円以上の日本からの資金がないと、運営できないような大赤字新聞です。したがって、1ドル250円という時代もありましたから、円計算は、複雑になりますが、ワシントンタイムズだけで、10年間で、10億ドル以上(朴ポーヒ氏の証言)、20年近くたった今では総額だと3000億円以上のお金を使っていることになります。これには、言論指導者会議や90年の4月のモスクワでの会議費用、ゴルバチョフ大統領へ渡したお金なども含まれています。
 現在は、円が、120円ぐらいで、リストラをしているので、毎月ワシントン・タイムズ、インサイト、ワールドアンドアイにかかるには、6億円前後と聞いています。

 80年代では、アラスカや米国の水産業にも100億円以上のお金が、使われ長い間、赤字体質が、続いていました。
 八四年から八五年に、文師が、脱税で、ダンベリーに入獄させられていたときに、米国の牧師にビデオデッキ5万台を貸しだし、原理講義のビデオ3本セットを5万セット以上配るという摂理があった。この時に使われたお金が、50億円以上だった。さらに、この時は、米国の50州で、大きな市にモービルホームの教会を設立して伝道活動することも実施された、実際は、日本人のメンバーが、大半だったが、この時、1千500万円近くするモービルホームが、200台以上購入されたつまり、30億円以上が使われたが、数年後、これは、全てお払い箱の廃車となった。
 80年代、統一教会は、霊感商法によるバブルの時代でいろいろなところで、無駄なお金が使われ、浪費されている。


つづく

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 統一教会へ
にほんブログ村