2016年 5月 4日。 GWを利用して、ニューヨークを旅しています。 今日は 別名ミュージアムマイル(美術館通り)とも呼ばれる、アッパーイーストサイドのフィフス・アベニュー(5番街)にやってきました。セントラルパーク沿いのこの通りには、多くの美術館が並んでいます。 その中でも特に有名なのが、世界三大美術館にも数えられる メトロポリタン美術館 Metropolitan Museum、通称 メット Met!
展示は絵画や彫刻の枠にとどまらず、建築や家具、調度品、武器や楽器などにも及んでいて、全部見て回るにはかなりの時間と体力、精神力を有します。
わたしは最初から 「全部」 をみることを放棄し、見たいところだけを重点的に回ってきましたが(とはいえ全体の 2/3くらい)、展示スペースの配置がすこしわかりづらいのと、効率よく回るにはコツがいるのとで、最初は同じ場所を何度も歩かされてかなり疲れました。 すぐに歩き出さず、MAPを見て作戦を立てるの大事! ロビーから入場する入り口も複数あるので、どのブロックから回るか、どういう経路でどっちに移動するかなど最初に考えてから入ると無駄な移動を減らせます。 2階での移動もあたまに入れて、立体的に動けるとベター! 「来た道を戻る」という無駄な移動をできるだけ減らすのが勝利への道です。
ということで、さっそく館内を回ってみましょう!
ミイラや彫像は大英博物館でも多数みているので 「まあ、いちおうね」 くらいのつもりでしたが… この展示コーナーでは古代エジプトの墳墓ひとつをまるごと展示していて、墳墓の中に入って小さな部屋(お墓)まで見ることができるんです。
エジプトが古代ローマの属領だった時代の神殿をまるごと展示している部屋もあるのですが、残念ながらこの日はクローズでした。
神殿まるごと、で思い出すのがベルリンの 「ペルガモン博物館 Pergamon Museum」。ここにも、祭壇や門などがまるまる展示されていて衝撃的でした。(詳しくはベルリンの旅日記 「ベルリン歴史散歩 」 で)。 まるっと展示、でいうと、ヨーロッパの古い教会の礼拝堂や、イスラム装飾の中庭をそのまま展示していたり。
中央にいる、ラマスとも呼ばれる人頭有翼牛像がなぜかすごく好きなんです。門や入り口にいて、守り神的な役割をしている像です。
なんだかヘンテコリンで可愛いものが多いので個人的に好きな、東南アジアの展示コーナー。Met 的には 「オセアニア」 と分類されています。
パプアニューギニアの巨大なアート。アートなのかな。天井に飾られている魚の開きのようなかたちの巨大な物体はいったいなんなんだろう。
もちろん、絵画のセクションも充実していて、ゴッホの自画像や、モネの睡蓮などすばらしいコレクションが展開されています。
アメリカ絵画の展示室には、エドワード・ホッパーや、ノーマン・ロックウェルまで!
もうすでにノーマン・ロックウェルの絵はメトロポリタン美術館に展示されるようなもの(ある種、クラシック)として評価されているのですね。 今回、DC と NY を巡っていて、特に 「たくさん見たなぁ」 と感じたのが、ドガ Degas でした。MOMAで特別展をやっていたというのもあるのですが、DC でも彫刻や絵画をたくさん見た。アメリカ人はドガ好きなのかな。
そして、忘れてはならない、この旅の目的のひとつでもある、フェルメール。
ここでは4枚の絵を見ることができました。
それにしても、「そろそろ体力の限界を感じるかも」と思いはじめたころに見逃していたものに気づいて館内をひたすら歩いて戻らされたりして、猛烈にしんどかったです。(最初のリサーチと計画、大事…!!) ここのチケットは1日有効で外出してもまた入れるシステムなので、ランチなどを挟んでゆっくりと回るのが良いのかもしれませんね。 さて、2つの美術館を回った長い一日でしたが、今夜はこの旅でとても楽しみにしてきたステージを見る予定です。 この辺でいちどホテルに戻って着替え、会場である古いホテルに向かいましょう!
Pod 51 1泊 約 $197
地下鉄 乗車 各$2.75(Metro)
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