冬のヨーロッパ - 防寒と服装 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。


夏の旅行は身軽だけれど、冬の旅行はなにかとかさばる。

特に、ヨーロッパは寒いので、(女子はとくに!) 防寒にはやっぱり気をつかいたいところ。


荷物は少なくしたいのに、冬物は夏物と違って気軽に洗濯ができないものが多いのでなかなか困りものです。


わたしは1月のあたまから3月のあたままでと、一番寒いヨーロッパを2か月旅しましたが、どんな服を着ていたか、どんなものが役に立ったか、ここであげてみます。



ジーンズ 服装について

いろいろ考えたんですが、荷物を減らしていく作業のなかで、結局、パンツはジーンズ1本に絞りました。普段の生活では考えられないけれど、一度も洗濯せずで、2か月通しました・・・!

(割り切ってしまえば意外とヘイキなものです)。


セーターは、タートルネックを2枚。手洗い可能で、縮んだり汚れたら捨てて来てもいいや、というものがほしくて、ユニクロで薄手のものと厚めのものをそれぞれ購入。(この2枚で重ね着も可能)。

プラス、すこしだけきれい目な、ボルドーカラーのカシミアのカーディガンを持参。


防寒で活躍したのは、右の内ボアのフリース。これもユニクロで買ったんですが(笑)、サイズといい使い勝手といい、かなり優秀でした。セーター代りにTシャツの上に着ることもあれば、寒い時は、セーターの上から着て、さらに、その上からコートを羽織ってもそれほどモコモコしない、ちょうどいいサイズだったんですよね。


コートは、イギリス Groverall (グローバーオール)の、内ボアのフェイクムートンのダッフルコート。

大きな荷物を持ってガシガシ歩きまわるような旅の服装として、カジュアルなダッフルは大活躍でした。シルエットがやや細身にできているわりに、下にいっぱい着ても大丈夫。

内ボアなので、もーのすごく温かいし(ボアなしと比べると、セーター1枚分くらいの差はある)、丈がやや長めなので、防寒対策として完璧だし、意外と軽い。



靴はプーマの黒いスウェードのスニーカー、それと、防寒用に、ニット帽。寒がりのわたしは手袋とマフラーも手放せなかったし。(ニットの手袋は、あまりの酷使に耐えられず、穴があいた・・・)


ニット帽は、思うようにドライヤーが使えたりしないユースホステル滞在でも、髪の毛のスタイリングとかにあんまり気をつかわなくていい、という利点もありました(笑)。

予想外にスノボにいくことになったときも、この帽子で滑ったし。


セーターがなかなか洗えないかわりに、その下に着るTシャツは、半そで、長そでをそれぞれ複数枚持って行って、毎日洗濯。その中でも、ユニクロで買ったヒートテックのTシャツ(というか肌着)は、とても暖かいのに、薄くてめちゃくちゃ乾きが早いので便利でした。おすすめ。


一度着たセーターやフリースは、夜の間ハンガーにかけてファブリーズ(トラベル用の小さいものが便利)をしておきます。これだけでもだいぶ違いますよ。


今回、「汚れたり着られなくなったら、現地で捨ててしまえる」を一番に考えて、持っていった服はユニクロなどの安物が多かったんですが、ボーイッシュでカジュアル、しかもチープ、な感じでいるほうが、危険な目にあう確率は減ると思うので、一石二鳥かなと思います。

(どうしてもきれいな服が着たくなったら、現地で買えばいいんだし)。


防寒に関しては、ホッカイロなど念のために持参したけれど、(北極圏の町にいるとき以外は) 特に必要は感じなかったかな。歩き回っているとそれほど寒くないし、しっかり着ていたので。寒がりの人は、手袋と首周りの防寒は必須。靴下も、少し長めのものだとベターです。

風の強い港町なんかはすっごく寒いので、フード付きのセーターやコートが便利。



長旅すると、服も持ち物も意外とラフな使い方をするものだし、どれだけ気をつけてもホテルや電車に何かを置き忘れたりすることがあるので、良いものはあんまり持っていかないことです。