白浜、田辺でプチ観光をし、美人湯竜神温泉に寄る。


絶景である。紅葉の時期はさぞ美しかろう。


黙々と上ると、美しい滝に出会えます。


美人湯の景色は、どこを切り取ってもさすがに美しい。


風呂場にパンツ一丁のおばさんが入ってきて、デジカメで写真を撮ったのにはビビリました。


ぎょっ∑(゚Д゚) とすると、


「だいじょうぶ、あなたのことは写さないから」


 と言われましたが、なんちゅーか、私だけでなくみんな困っており、

いくらなんでも、やや、非ジョーシキなんではないか、と固まってしまった。

ああ、どうしよう、全裸入浴写真が流出してしまったら( ̄□ ̄;)!!



そして、憧れの高野山の宿坊です。

宿坊を選びすぎて、その選択肢の多さに疲れた私は、結局、

全泊温泉にするために、高野山温泉のある宿坊を選びました。


ブツのある宿に泊まるというのは、それだけで私にとっては、至福なのですが、

友人女医は、「あの人形が怖い」と意外な弱音を吐いていました。


しかし、「人形」って・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



料理はもちろん精進料理ですが、酒も頼めます。

般若湯ですね。

いつも食べ終わってから、写真に気づくので、なかなか間に合わず、

これも含め、撮った写真もたいてい食べかけなのですが、こんな感じ。



高野山は一通り、隅から隅まで回りましたが、


楽しかったのは、壇上伽藍

ブツ覗き系展示なんですよね。


いろんなお堂や塔に、収められているブツを、

壁に設けられた覗き穴から眺めることができるタイプ。


これは、琵琶湖の周りでよくみる方式ですが、私は好きです。

チラリズムとブツを両方好きなんですから、当たり前です。


階段を上って、金網に指を絡ませておでこと鼻をくっつけてのぞきます。


必死に背伸びしてかがんで覗いているアタシのミニスカートを、

後ろでまた誰かがのぞいているんじゃないかと思うと、たまりません。きゃあ。

今回は歩く旅だったので、ミニスカートではなかったのが残念です。



そして、霊宝館。

たぶん、山ほどお宝があるんだろうに、小出しです。


湛慶の四天王がそろっているのはココだけ、なんて言いながら、

多聞天と持国天しか見せてくれません。

いい腰の多聞天でした。

抱かれたくなります。


せめて絵葉書でも買って帰ろうと思ったら、絵葉書はなぜか、見てもいない増長天のみ。

きい、くやしい。よくわからないサービス。


多聞天(毘沙門天)は、ほんと、いい男ですよね。

霊宝館には別の毘沙門天もあり、これも慶派なんですが、顔がモロ、ジャニーズ。

恥ずかしいくらいタダの美男子。

全然怒ってません。すごんでません。エロエロです。

なんのためにつくったんでしょーか、あんなエロブツ。

かなり私の好みにピンポイントです。毘沙門天で、あんな静かな美形。

ああ、抱かれたい。


いいよなあ、吉祥天女。

ちょっと美人だと思ってサーあ。


どこで見たんだっけ、熊野三山のうちのどこかに大黒堂があって、

そこでみた大黒天もまた、素敵でした。私は、性格が丸くなってからの福顔の大黒天より、

憤怒相の大黒天のほうが好きなんですよね。

久々に、ややこわもての大黒天を見て、むふふふふーっとなりました。


昔、「それいけ大黒天!」ていうお話を書いたんです。


とんがってたころの大黒天が、吉祥天女や弁天ちゃんに恋をしたり、

四天王や十二神将とやんちゃをしたりする物語なんですけど・・・・・・・・キモイ?


湖東三山でちょうど今、秘仏を公開中らしく、それも行きたいっすねえ。。。

次は50年後ですから、生きていたとしても、石段がきついですもんね・・・・・・



奥の院では有名人に会いまくりです。(お墓ですけど)



ちょうど21日はメモリアルデイらしく、どこを歩いていてもお下がりや接待にあいます。

餅をもらったり、生の胡麻豆腐をご馳走されたり、お茶菓子や健康グッズを持たされたり・・・

坊さんの「昔、悪かったころの話」を聞いたりしながら、歴史に思いをはせるのもいいもんです。


もうひとつ、素敵だったのが、金剛三昧院の多宝塔。


一番好きな宝物塔は、石山寺のそれなんだけど、かなり迫るものがありました。

屋根のそり具合がいいです。


高野山を充分に堪能し、ケーブルカーで山を降り、電車に揺られること数時間、

久々に降り立った大都会なんばで、なんだか頭がくらくらとして、一気に現実に引き戻されました。


楽しい旅行の後には、日常の仕事が待っています。

さあ、がんばろう!