インドの腐敗警察にガサ入れされた話。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

ナマステ!(こんにちは)

 

インド人にやめてほしいことNo.1は「ちょいちょい股間いじりながらしゃべること」な

ミギー(わたしの意識を股間に導かないでくれ)です。

 

インドに行ったことある人には理解いただけると思うんすけど、

マジで「インド人あるある」です。

 

特にデリーあたりのインド人は、毎分レベルでポジション調整します。

いや、ポジション調整のために触ってるのかどうかは不明ですが。

 

だって、わたし女ですもん。

男のきもちはワカランですもん。

 

女であるわたしも、おっぱいやパンツのポジショニングは気になるものですが

毎分レベルでの調整は必要ないので、

きっとインド人の股間には何かヒミツがあるのでしょう。

 

 

 

前回はカソールでの三日連続パーティ(野外フェス)が

わずか一日半で警察により中断された事件をご紹介しました。

 

いちおう三日目の昼、パーティ会場に足を運んだのですが

悲しいことにステージを解体してる最中でした。完全に終了です。

 

このパーティのために集まった各国のパーティピーポーたちも

バックパックかついで、次々とカソールを去っていきます。

 

カソール自体は、特に見所がある場所ではなく

パーティが開催される期間に集中的に旅行者が集まる、ちょっと特殊な街。

 

パーティがあれば宿も満室になり、飲食店もにぎわい、商店も売り上げアップ、

旅行会社も仕事が増えます。パーティウェア屋さんもたくさんあります。

 

パーティが開催されると儲かる人が多い反面、

そういった観光業に従事してない人からすると、おもしろくないわけです。

会場によっては騒音問題もありますし。

 

一説によると、おいしくない側からのクレームが

パーティ中止につながったのではないか?とのこと。

 

あとは、警察によるドラッグ売買マフィアの対策とのウワサや

警察への賄賂が足りなかったという説も。

 

ちなみに、この次に予定されていたパーティは

設営が完了していたにも関わらず、警察から開催直前に中止要請があり、

2度の延期を強いられたうえ、最終的に違う街での開催を余儀なくされました。

 

地元民も「しばらくカソールでは大規模パーティはできないだろう」と嘆きの声。

 

カソールのパーティ文化は、前々からあったんですけどね…。

どうしてこのタイミングだったんでしょう。

 

 

パーティは中止になったものの、カソールは居心地よかったので

わたしは合流したインドの友人たちと同じ宿に引っ越し

毎日まったり暮らしてました。

 

大規模なパーティがなくても、カソールの人はやさしいし、ごはんおいしいし

稀にシークレットで小さなパーティも開催されていたので。

 

シンドイことは、毎日停電しまくりでネットができないことくらいです。

  

 

わたしが友人たちと滞在していたこの宿で、ふたつの事件が起こりました。

 

 

ひとつめ。

トコジラミこと南京虫ことベッドバグ事件。

 

運悪くわたしの部屋だけにベッドバグがいて、

滞在しているあいだに少しずつ、そして最終的に全身を刺されまくりました。

これは宿が不衛生だったのも原因ですが、

わたしが無知だったために被害が拡大したと思っています。

 

リアルタイムでは、症状がようやく落ち着いたので、

今度ブログにベッドバグ対策をまとめる予定。勉強になりました。

 

 

ふたつめ。

警察による強制持ち物検査&家宅捜索。

 

前述から「警察」というワードがしきりに登場しますが、

ここカソールの警察は正直いって本気でひどい。

 

滞在していた宿に突然やってきて、突然の荷物検査&家宅捜索。

 

なぜか、わたしもです。

え?なんで?

 

どこからどう見ても善良な人間なので、日本ですら職務質問されたことないのに…

わたしの職質バージンどころか、さらに持検バージンまで奪うとは。

もちろん、自分にはなんら不都合なことはないので素直に協力しましたけど。

 

 

不都合があったのは、同じ宿にいた他の旅行者たち。

 

ある人はハシシ(チャラス。made fromマリファナ)を没収されたり、

また、ある人はそれらの所持を見逃すかわりに賄賂を強要されたり、

金目の持ち物もっていかれたり。

 

いくらマリファナが道ばたに無造作に生えてる街カソールだからといって、

インドの法律で所持は違法ですから

没収されたり、それで逮捕されたりするのは理解できる範囲です。

(みんなレストランとかでふつうに吸ってますけどね)

 

 

なにがひどいかって

没収した警察官が、

没収したネタを

自分のモノにしてるんです。

 

まさかの横領。

 

隠れてどうこう…とかではないです。

私服に着替えたあと、その辺で何食わぬ顔で吸ってました。

 

そして、なぜかわたしに「どう?吸う?」とかすすめてくる始末。

どういうことなの。意味がわからん。

(もちろんお断りです)

 

インド警察の腐敗っぷりは、デリーで起きたレイプ事件での捜査をはじめ

いろんな出来事で有名なので、ご存知の方も多いかと思いますが

まさかココまでひどいとは思っていませんでした。

 

 

地元民も旅行者も「ポリスは、もはやマフィアだ」としきりに言ってました。

完全に同意。

ホントにマフィアだと思った。

 

 

一度だけじゃなく、この2日後にもまた宿にガサ入れに来たんすよ。

 

わたしからは何も取れないと学習したらしく、自分は完全にスルーされましたが

懲りずに再度ネタを調達しちゃった他の旅行者は

また荷物と部屋をひっくり返されてはいろんなものを没収されてました。

キミらも学習しなさいよ。

 

カソールはいい街だけど、カソールにいる警察は一度滅んだほうがいい。

 

 

これ読んで「カソールはジャンキーだらけの危険な街だ!」と思われた方も

いるかもしれませんが、実際にはとても平和でのんびりした街です。

 

そういうのが好きな人も、それなりの割合で滞在してるのも事実ですが

彼らは他人に無理矢理すすめたりはしませんので

もし誘われても「わたしはやらないよ」と一言いえばだいじょうぶです。

 

違法なものを強要するというジャンルでは、未成年に酒を飲ませる

大学のサークル新人歓迎会や合コンのほうが、よっぽどタチが悪いです。

 

新人歓迎会や合コンで人生が事故った人、けっこういるんじゃないすかね。

 

 

そういえば、もう随分と長いこと合コンに行ってない。

 

若かりしころ、合コン・ゴールデンチームとして、ともに活躍した友人たちは

もうみんな結婚してしまった。

 

25を越えてから、合コンは数えるほどしか行ってない。

30を越えてからは、一度も誘われていない。

 

「合コン」ってのは、スペック重視派には手っ取り早いシステムなのかもしれませんね。

 

いっぽう、わたしは年を経るにつれ、合コンよりもハプニングバーなどで、

ヒトの欲望という名の諸行無常を噛み締めることのほうが増えました。

※ ご期待にそえず申し訳ありませんが、ハプニングした経験はありません。

 

わたしは、どこに行こうとしてるんだろうなー。

 

 

読んでくださり、ダンニャバード!シュバラットリ!(ありがとう、またね)

 

 

I’m still alive , and i love u.

 

 

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成田空港の税関でバックパック開けられるのも構わないんだけど

使用済みパンツ入れてる洗濯物袋を見られるときだけは「やめてくれ」と思う。