「うちは悪くない、これなら勝てる」 | ロマンチックなSEがIT業界を変える。

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アッツワークス株式会社 代表取締役 犬旅コンサルタントのブログです。
IT業界に入って25年。
システムエンジニア(SE)としての日々の活動記録。
キーワード は「右肩上がり」。
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IT業界で働くシステムエンジニアの皆様

アッツワークスの井上です。
おはようございます。

昨日、ある人の話の中で、久しぶりに聞いた言葉があります。

それは、
 「うちは悪くない、これなら勝てる」
です。

偶然、2人の口からきいたので、余計に印象に残ったのですが、
その2人、ともに、ある交渉をしていたのでした。



システム開発の世界でも、細かい仕様の調整だったり、
仕様変更だったり、バグなのか仕様通りなのか、だったり、
いろいろな調整の場面があります。

その昔、私も若かった頃は、勝つか負けるか、的な
考え方で交渉していた時期もありました。

「こちらの言い分を通すことが正しく、勝つことである。」

まあ、確かに、お金、人、時間等の制約がある中で、
お客様の言い分、希望を全部かなえるのはムリが
あります。

が、それでも、一方的に、こちらの言い分を通しても、
お客様にとっての「いいこと」はほぼありません。

できれば、50vs50くらいの場所に落としどころを作って
交渉を進めていく必要があります。

そうすれば、
 「お客様もこちらも、WinWin」
という状態が作れるはずです。

いろいろな人と、話をする機会がありますが、この
人が、どれくらい自分自身に水を流し込もうとしているか、
だんだんわかるようになってきました。怖いですね。

交渉が勝ったか、負けたか、ではない、ということに
気づけると、気持ちも楽になれます。
もちろん、その交渉の前に、お客様のほしいものを
ちゃんと把握し、理解しておくことが重要ですよね。

また、書きます。