ルーベンス展 Bunkamuraミュージアム   | ちわ☆わんつーmemory 

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日々の忘れたくないこと

ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア
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会期が短い美術展です。ルーベンスの絵といってもすぐに代表作品が思いつかない状態ですが、せっかく日本に来ているので行ってみました。
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ポスターに使われていたのは<ロムルスとレムスの発見>
ローマ建国神話に登場する狼に育てられた双生児のロムルスとレムス
左の力強い男性は土地の精霊だそうです。


私が気になるのは肖像画
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<兄フィリプス・ルーベンス>
おでこの辺りの描き方がステキ~  全体で見てもいい絵ですね。
兄も優秀で哲学の方向へ でも若くして亡くなってしまったそうです。
思慮深い感じが出ています。

他にも肖像画が何点か、いい作品です
ただルーベンスは工房としても有名なので
最終部分や大事な部分は本人でしょうが、どうしても工房での作品という気持ちを持って見てしまいますね。
ルーベンスもチェックの仕方は厳しかったそうですが。
品質を落とすことはできないということで、ダメだしね。

版画のチェックも厳しかったそうです。
今回は版画作品がたくさんあって、そこが意外でした。

ルーベンスといったらすぐ浮かぶのが『フランダースの犬』

ネロが見ることを切望していたのがアントワープ大聖堂のキロスト昇架キリスト降架だそうで
そのうちの<キリスト降架>の版画が展示されていました。
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これは確かに目を惹く作品ですね。

ルーベンス原画の版画作品
<ヘロデの饗宴> これはサロメがヨハネの首を乗せた皿を持って母に見せているシーン
どうしてもこれやユディットのシーンは気になる。。。

工房の画家たち
ヴァン・ダイクの名前は有名ですが、
アブラハム・ファン・ディーペンベークの黙示録の女
全体がグレーの絵でよかった 印象的