“介護漫談・・・・ああ高血圧」
注、これは本当に有った話です。
「むむ・・・。」今朝は、台所にいて気分が良くない.そう言えば、早朝トイレに起きたときからだ。
風呂場の換気扇の羽音か回転音か、耳について気になってしかたがなくスイッチを切った。
それにしても耳鳴りが・・・・・かなりする。
「いかん、冷や汗みたいなのが流れ出てきた。」そりゃわた
しは、汗っかきだしおまけに更年期だしね。汗は夏の親しい友達だ。
しかし、これが動悸か、不整脈か、そうだ心房細動の発作を起こした時の感じがする。
そこで、妄想の世界へ入り込む・・・・・・バタンと倒れたら誰が、いったい誰が助け起こして
くれるのか、そうだ携帯あるやん。消防署も近いし救急車出動してもらお。しかし、この体重を
支えて、おまけに持ち上げて・・いかん救急隊に可能だろうか。ダイエットしてからでないと救急車
は呼べない。力自慢の話題になって後々まで語り継がれることになるやもしれん。となると此処で
ぶっ倒れる訳には・・・・・・・・てなこと考えていると
「そうだ、いちど血圧測ってみるとするか。」
「ああ、やっぱり高い。」2回目「むむ・・変わらん、高い。」
「いかん、今日は、申し訳ないが会社に出られない。お休みだ。後で電話しよ。」
こうなったら今日は、時間に追われず、ゆっくりと物事を進めよう。予定している行動も、時間の
余裕さえあれば高血圧にも対処できるはず。
「さっさとお茶碗洗ってばあちゃんデイサアビスに送り出して、ゆっくり行動しましょ。」
声に出して、自らに確認をする。
いつもどおりのばあちゃんの出発の儀式。
①髪をとかす。
②外耳、あご、こめかみあたりの揉み解し。
③頭皮に薬を塗る。
④肩揉み。
⑤外の景色や天候に注意を促す。
をこなす。ここでまずもって血圧上がる。
デイの迎えの車が来て乗り込む。「いってらっしゃい。」ほっとした。血圧下がる。
つづく・・・・・・