一つの節目を終えたところで、これまでの私の病歴を詳しく再紹介。



2005年夏頃     右胸が痛み出す。

              2.3日様子を見るが痛みは治らず心配になりネットで検

              索。

              「癌」?と疑いつつ調べると『癌は痛くありません」と

              書いてあった。

              授乳中にひどい乳腺症にかかった私は

              「そうか、そうか、乳腺症の再発か」と自己診断。

              その後、数日で痛みも無くなり、「あ~、やっぱり乳腺症

              だった~」と安堵する。


2005年冬頃     またまた右胸が痛くなり触ってみる。

              ちょっとゴロゴロするものがある。またまたネットで検索。

              『乳腺症はしこりもできる』と書いてあり、「やっぱりな」と

              思い、何気に左胸も触ってみる。

              「おおっ!左胸にもしこりみたいなものがある!!」

              (ちなみにこれは乳腺でした。私は乳腺がりっぱすぎて

              すごく太くてゴリゴリしているんです。)

              一安心し、またまた様子をみる。その後痛みは治まる。


2006年夏頃     「なんか右胸だけ少し大きいような・・・」

              授乳中、娘は右のオッパイが好きでほとんど、右胸だけ

             で育った。

              「授乳すると左右の胸の形が変わると言うけどホントだな」

             と勝手に解釈。


2006年10月      またまた右胸が痛み出す。このときはかなり痛かった。

              「変だな~。治らないな~」と思いながらお風呂に入り、

              なんとなく乳首をつまむ。

              恐ろしい事にニョイっと乳首がへっこむ。

              「え?」何回もつまむ。やはりへっこむ。

              いやな予感がして主人につまんで見せる。

              主人も青くなりすぐにネットで検索。

              「乳癌の可能性が高いから、明日すぐに病院へ

              行って来い!」と言われる。

              

2006年10月11日  次の日病院へ行き、問診票を書いて提出。5分と待たず

              「プリプリさん、すぐにマンモを撮りに行ってください!」と

              看護士さんに言われ、ドキドキしながら撮りに行く。

              痛かったマンモを撮り終え、採血も済まし、待合室で

              待っているとすぐに呼ばれた。

              「ン?なんかヤバクない?」とドキドキしながら診察室へ

              初めてG主治医と会う。

              私の乳腺は余程太くてりっぱすぎるのか、マンモの画像

              ではしこりは発見できず。

              触診でも「しこり」というものはわからなかった。

              (これも乳腺のせい。巨大なしこりは乳腺と、大きい乳房

              のせいで埋もれてしまい、わからなかった)

              次に超音波検査。

              ここではじめて「石灰化らしきしこり」を発見。

              「針を刺して調べる方法もありますが、もし膿んでいる

              状態でしたら広がってしまうので、MRIを撮りましょう。」

              そして、「もしこれから検査をして、悪い物でしたら、

              お乳を取る事になります」とはっきり言われた。

              モヤモヤする日が続いた。


2006年10月18日 MRIを撮りに行く。

              触診もあったが、やはりしこりの場所がみつからない。



2006年10月25日 MRIの結果を聞きに行く。

              MRIの画像でも判断がむずかしく、どこがしこりなのか、

              そして癌なのか、膿なのかまだわからないまま。

              はっきりさせるため、手術生検をすることになる。

              (胸の一部にメスを入れ、しこりのある場所を探し、

              そのしこりを検査して調べる)

              私は急に胸が大きくなったので、炎症性乳癌の疑いも

              あり、慎重に検査が進められた。



2006年11月2日  検査の為の手術日。

              乳輪の場所を4センチくらいメスを入れしこりを探し

              男の人の親指の頭程の大きさのしこりを切り取る。

              手術後、看護士さんが主治医に「先生、これは

              右胸部腫瘍と書いていいですか?」と口を

              すべらせた。

              (やはり切り取ったしこりの様子は癌に近いものが

              あったらしい)

              慌てて主治医は「いや、腫瘍ではない・・・」と言って

              いたが、私はすべて聞こえていた。

              やはり癌なのか・・・。

              結果は1週間後。


06年11月8日 検査結果を聞きに行く。

          「詳しい検査結果はまだですが、悪性の可能性が非常に高いで

          す。結果が出るまでの時間がもったいないので、いろんな検査

          をしてください。」と言われる。

          「悪性じゃないかもしれないんですよね・・・。」と聞いたら

          「・・・・・ん・・・・、ほぼ悪性と間違いないでしょう」と言われる。

          まあ、覚悟はできてたし、この前の手術で癌だとは思っていた。


06年11月16日  胸腹部CT検査


06年11月17日  骨シンチRI検査


06年11月22日  検査結果が出る。

            進行性乳癌。やはり悪性だった。

            かなり大きな腫瘍で遠隔転移が考えられたが、転移は

            無かった。(脇のリンパ節は転移有り)

            私の乳腺全体がどうやら癌に侵されていたらしい。

            手術をしても皮膚移植が必要とのこと。

            そこで再建手術を勧められる。

            興味があったので形成の予約をしてもらった。


06年11月24日 形成外科受信。

           とても優しそうな先生で、腹直筋皮弁法の手術の事を

           詳しく聞かせてくださいました。

           そして再建手術を決断。

           そのあとG主治医の診察。

           同時再建手術を行うことを告げ、手術日が決まる


06年12月6日 術前検査。

           診察

           入院説明


06年12月14日 入院


06年12月15日 外泊許可で自宅へ帰る


06年12月17日 再入院


06年12月18日 手術(同時再建手術のため、手術時間は

            8時間30分かかりました)


06年12月29日 退院


07年1月17日   抗がん剤治療(EC)開始


07年3月22日  EC終了


07年4月19日  抗がん剤タキソテール開始


07年6月20日  タキソテール終了