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ノマディック美術館 Ashes and Snow、



見に行ってきました。



様々なメディアでも取り上げられていたことで、



ご存知の方も多いのではないでしょうか。



仕事の関係で、某広告代理店の方から無料チケットを頂き、



早く行きたいと思っていました。



美術館の中に入った瞬間、今までに出会ったことの



ないような感動に包まれました。



表現するのであれば、「深遠」。




そして、芸術作品に触れると



必ず胸に沸き起こる作者の「メッセージ」。




しかし、不思議とAshes and Snowからはその「メッセージ」が



何も心に浮かびませんでした。出口に着くまで。



それはメッセージ性がないという批判的な感想ではなく、



いうなれば、「無言の主張」。



Ashes and Snowを手がける



Gregory Colbert氏、彼が伝えたいメッセージは



何だろうかと、美術館の入り口から出口まで



ずっと考え続ける時間でした。



事実、各作品は閲覧者の自由な想像を



邪魔しないために、一切の解説がなく、



展示されています。




そして、美術館を出るころに、

同時に起こる2つの心の動き。

それは平静と動揺。

言い換えれば、不思議な安堵感と同時に、

感動から生まれる静かな心の躍動感。

芸術としての「人間と動物のシンクロ」

を感じました。





Webでも世界観が感じられますが、



やはり足を運ばれるのが良いと思います。



http://www.ashesandsnow.org/jp/flash-popup.php



写真だけではなく、幻想的な映像も繰り返し投影されており、



またインスタレーションも非常に素敵です。



そして、それらを取り囲む建築物としての美術館も



見ものです。




週末は夜22:00まで開館しています。



人が少ない時間帯に、ゆっくりと鑑賞することを



オススメします。