ミニトラあれよあれよと二歳二ヶ月過ぎました。


何だかね~、発達の事は正直良くわかりまっせん。


毎日一緒に暮らしてると、別になんら困った事もないし、まあ、リモコン勝手にカチカチしたり、色んな物口に入れてべたべたにしたり、いたずらはそれなりにするけど、それ位で、特に癇癪おこしたりしないし、他の子供とも楽しく一緒にいられるから、だんだんどうして発達について神経質にならなきゃいけないのかわからなくなってきました。


それというのも、オーストラリアにも一応療育みたいなものがあって、そこに入れてもらうに当たって担当の人が付いて本人の様子を見に来てくれたのですが、「この子を育てている事で何か困った事は?」と聞かれました。


・・べ、別に何も・・。


それなりにいたずらはするし、何か家事をしてる時でもお構いなして「抱っこ抱っこ」言ったり、本を持ってきては読め読め騒いでるけど、そんなん別に「困った事」には数えないと思うし・・。


むしろ、いつもニコニコしてて子供にも大人にも愛想が良くて、家でも基本的に機嫌がいい。散歩していても、じわじわ様子を見ながら車道に近づいたりはするけど、「ダメ、危ない」と言えば決して飛び出したりはしない。


むしろ、姉のチビトラは同じ頃棚でもどこでも入ってる物は全て出したし、登れる所はあらゆる手段を使って必ず上ったし、「ダメ」なんて聞いちゃあいないし、どこまでも走っていくし、ま~、手がかった。それなりに面白かったけどね。


それに比べたら、ミニトラの楽な事!ちょっとした事でよく喜ぶから遊んであげても楽しいし。本を読んであげてても、上手に音は真似出来ないけど、口の形だけ真似して「ぽっかー」と口を開けてる事もあってそんな時は本当にかわいい。


ただ、問題ははたから冷静に見て、成長が全体的に平均より半年遅れている、という、だけ。


まあ、この言語の伸びの遅れが数年の内に追いつかないと、「本人が言いたい事が表現できないイラつきで困った事をするかもしれない」と言われてるけど。だから、出来るなら言語面での早めのサポートを、って。


でもね~・・、この言語面でのサポートって言っても・、セラピーに行けば英語なのよね・。せっかく日本語でたいていの果物や動物、乗り物の名前がわかってきてて、散歩してても、葉っぱを指差しては「はっぱ、はっぱ」言ってるのに、セラピーに行く事で混乱しないだろうか・。


実は二回ほど行ったんだけど、その人とは相性が悪くて。ま~、ひどかった。言われる事を実行してたら明らかにコミュニケーション後退したし・・、前進しないならともかく、後退させてたら最悪だ。ので止めちゃった。


例えば、ミニトラは一歳半ちょっとから「牛乳飲む?」や「パン食べる?」の返事は片手を挙げて「は~い」と言っていたんだけど、「は~い、でやってあげちゃダメ。食べる、や飲む、を言わせるように誘導して、言うまでやってあげないで」とかなりキツク言われた。ので、やってみた。・・ミニトラ、「食べる、飲む」どころか「は~い」も一切止めてしまった・・。それからしばらくは、二人の間がギクシャクして、私もすっごく悲しくなった。きっと、本人の中でものすごくがっかりしたんだと思う・・、まだ二歳前後なのにやたらにコントロールされようとしてる事に気が付いて。「ありのままを受け止めてもらってない」という違和感を、二歳児だってわかるんだよね・。


今現在は、言葉は足りないながらも楽しくコミュニケーションとってるし、ちょっとボーっとした所はあるけど、多分私もそんな人な様な気もするし、やたらに専門家の意見ばっかり聞いてないで、しばらくは母の勘でミニトラを育てていこうかな・、と思い中。


思い起こしてみれば、チビトラだって同じ年頃の時は発達の遅れは無かったけど、ちっともじっとしてなくて、これっぽっちも言う事聞かないし、他の子と一緒に絵本を一緒に聞くなんて三歳過ぎてもできなかったし、多分冷静にはたから見ればちょいヤバな子供だった。・・あれ?もしかして何か問題が?みたいな。


でも、当時の私は発達の基準について全く無知だったし、危なくなければたいていの事は好きにさせて育てた。


今、どこに行っても、年相応に喧嘩をしたり(暴力はしない)はするし、すぐに私や先生の言うことを聞けるか、っていうとそうでもないけど、思いやりがあってたくさん友達もいるし、いよいよとなればするべき事はそれなりにちゃんとできるし、5歳児なりにうまく社会生活を送ってる。


だから、ミニトラももう少し信じてあげようと思った。・・一歳半検診と、その後の自分のリサーチに脅されすぎたんだよね・・。もう考えすぎるの止めて、ただ楽しく一緒にいてあげよう、そうしよう。


そんなこんななのでした。