「逆浸透膜(RO)は水道中のストロンチウムを除去できない」と言う大嘘がネットで流れている経緯は
こちらを参照
トンデモ逆浸透膜浄水器ネオスを嘘まみれの宣伝を使って販売している悪徳企業コーウェイに関しては
こちらを参照
----------------------------------------------------------------
電磁弁(ソレノイドバルブ)は、電気が流れていないときには、
バルブが閉じていて、水の流れを遮断しており、電気を流すことでバルブが
開いて水が流れるようになる部品です。
この部品がトラブルを起こすと、
(a)電気が流れてないときでも水が流れっぱなしになる
(b)電気を流しても、水が流れない
といった症状が起こる事があります。
RO浄水器でこのようなトラブルが発生すると
(A)水道料金が悲惨なことになる
(B)浄水がつくられない。加圧ポンプが空回りして壊れる
という悲しい事になります。
別エントリにいろいろ書いてますが、電磁バルブを複数買いこんで、
こんな感じで、青い電磁バルブを一杯とりつけて
RO浄水器趣味&電子工作趣味で色々と遊んでいるわけですが、
このような(a)や(b)のトラブルを経験していますが、
比較的簡単な作業でトラブル解決できたので、この付録で紹介しておきます。
☆電磁バブルをひっくり返すと以下の様にネジが2つ見えます。
このネジをドライバで緩めてはずします。
☆ネジはプラスの皿ネジです。
ネジにこんな感じで、錆びが付着していることがあります。
錆びを落としておきましょう。酷い錆びなら同じサイズの皿ネジをホームセンタで買ってきて交換しましょう。
☆2つのネジをはずすだけで、電磁バルブの電線がついた電磁コイル部分の上部と
水路になっている樹脂の下部に分解することができます。(以下イメージ参照)
☆上記のイメージでは、上部と下部の間に挟まっている、黒いゴム製のOリングが、
上部の電磁バルブ側にくっついていますが、場合によっては、
下部の樹脂側にOリングがくっついてくる場合もあります。
☆上部の青い電磁コイル部分には、金属製のシリンダーがスプリングとともにはめ込まれています
このシリンダーはスプリングといっしょに簡単に、つまみ出すことができるはずです。
☆電気が流れていない状態では、以下のようにスプリングの力で、金属シリンダーが
電磁コイルから飛び出ています。この飛び出たシリンダーが、電磁バルブ下部の
樹脂製の水路の水穴をおさえこんで穴を塞ぐことで水の流れを遮断しているわけです。
☆この金属シリンダーは、指の軽い力で、スプリングの力にさからって
電磁コイルの中に押し込むことができます。
つまり、金属シリンダーの頭を、指で押したり離したりすることで、シリンダーを
上下させることができるわけです。電磁コイルに電流を流すと、指の力の代わりに、
磁力が発生して、水路の水穴を塞いでいた金属シリンダーが、電磁コイルの中に引き込まれ、
水の穴が解放されて水が流れるようになるわけです。
ですから、
この金属シリンダーが滑らかに動くことができない状態になって、
電磁コイルに引き込まれた金属シリンダーがスプリングの力で元の位置にもどらなくなると、
(a)電気が流れてないときでも水が流れっぱなしになる
というトラブルが発生し
金属シリンダーが電磁コイルの中にひきこまれなくなってしまうと
(b)電気を流しても、水が流れない
というトラブルが発生するわけです。
樹脂製の電磁バルブ下部の水路部分に、異物がはさまって、
金属シリンダーで水穴が塞ぐことができなくなった場合にも(a)のトラブルが起きるでしょう。
電磁バルブの可動部分はこの金属シリンダーだけですので
これを滑らかに動ける状態にして、水穴を金属シリンダーで、確実に塞いだり開けたり
できる状態を回復してやることができれば、電磁バルブのトラブルを解決することができるはずです。
☆電磁バルブの上部と下部を分離して、金属シリンダーを露出させて、
金属シリンダーの頭を指で押したり離したりしたときに、スムーズにシリンダーが
動く状態になっているかを確認してみましょう。
電磁バルブ下部の樹脂製の水路にゴミなどが挟まっていないか確認してみましょう。
☆金属シリンダーの動きが滑らかでなく、動きにひかかりがあるようなら、
金属シリンダーを電磁コイルから抜き取って、シリンダーの外観や、
シリンダーがはめ込まれていた電磁コイルの中の穴の中をチェックしてみましょう。
ゴミがまぎれこんでいる、錆びが発生している、という事はないでしょうか。
軽い錆びならこすったりして錆びを落としましょう。
そして、シリコン潤滑材(シリコングリス)を、
1)金属シリンダー
2)シリンダーがはめ込まれた穴
3)電磁コイルと水路部分をはさんでいたOリング
4)電磁コイルの下部の金属板
に塗りたくります。2)には、綿棒や爪楊枝をつかって塗りつけます。
3)は電磁コイル側か、樹脂製水路側か、のいずれかに張りつているはずですが
Oリンクだけとりはずして潤滑油を塗ります。
上記の様にベタベタのコテコテな状態だと、逆に金属シリンダーの動きが妨げられてしまうので
1)2)からは、余分な潤滑油を拭きとります。
金属シリンダーが軽い力で、電磁コイルの中に出たり入ったりするようになればOK
電磁コイルに通電できるなら通電してみて、通電ON/OFFに応じて
金属シリンダーが上下に移動するようになればOK
上部と下部を再び合わせて、皿ネジ2つをしっかりねじ込んで組み立てれば、
点検、メンテナンス終了です。
シリコン潤滑材(シリコングリス)ですが、
私は、DOW111潤滑油を使っています。
(以下はUSのebayで購入した特大サイズ)
国内では、
http://joining-us.com/filter.aspx
の最後尾でOリング用の潤滑油として販売されています。
想像でしかないのですが、DOW111潤滑油でなくても
http://www.haikanbuhin.com/shopping/detail/26126/
http://www.haikanbuhin.com/shopping/detail/14333/
でも良いのではないでしょうか・・・
要は、
a)耐水性があって
b)シリンダーの動きが滑らかになって
c)錆び防止効果
があればよいのだろうと思います。
DOW111潤滑油に関しては、これに加えて
d)人体に無害であると証明されている
という利点はあるのですが、
ROエレメントの前に配置している電磁バルブに使用するのであれば、
浄水に潤滑油成分が混入する心配は不要かな、と思います。
ROエレメントを通過することはないだろう、と。
こちらを参照
トンデモ逆浸透膜浄水器ネオスを嘘まみれの宣伝を使って販売している悪徳企業コーウェイに関しては
こちらを参照
----------------------------------------------------------------
電磁弁(ソレノイドバルブ)は、電気が流れていないときには、
バルブが閉じていて、水の流れを遮断しており、電気を流すことでバルブが
開いて水が流れるようになる部品です。
この部品がトラブルを起こすと、
(a)電気が流れてないときでも水が流れっぱなしになる
(b)電気を流しても、水が流れない
といった症状が起こる事があります。
RO浄水器でこのようなトラブルが発生すると
(A)水道料金が悲惨なことになる
(B)浄水がつくられない。加圧ポンプが空回りして壊れる
という悲しい事になります。
別エントリにいろいろ書いてますが、電磁バルブを複数買いこんで、
こんな感じで、青い電磁バルブを一杯とりつけて
RO浄水器趣味&電子工作趣味で色々と遊んでいるわけですが、
このような(a)や(b)のトラブルを経験していますが、
比較的簡単な作業でトラブル解決できたので、この付録で紹介しておきます。
☆電磁バブルをひっくり返すと以下の様にネジが2つ見えます。
このネジをドライバで緩めてはずします。
☆ネジはプラスの皿ネジです。
ネジにこんな感じで、錆びが付着していることがあります。
錆びを落としておきましょう。酷い錆びなら同じサイズの皿ネジをホームセンタで買ってきて交換しましょう。
☆2つのネジをはずすだけで、電磁バルブの電線がついた電磁コイル部分の上部と
水路になっている樹脂の下部に分解することができます。(以下イメージ参照)
☆上記のイメージでは、上部と下部の間に挟まっている、黒いゴム製のOリングが、
上部の電磁バルブ側にくっついていますが、場合によっては、
下部の樹脂側にOリングがくっついてくる場合もあります。
☆上部の青い電磁コイル部分には、金属製のシリンダーがスプリングとともにはめ込まれています
このシリンダーはスプリングといっしょに簡単に、つまみ出すことができるはずです。
☆電気が流れていない状態では、以下のようにスプリングの力で、金属シリンダーが
電磁コイルから飛び出ています。この飛び出たシリンダーが、電磁バルブ下部の
樹脂製の水路の水穴をおさえこんで穴を塞ぐことで水の流れを遮断しているわけです。
☆この金属シリンダーは、指の軽い力で、スプリングの力にさからって
電磁コイルの中に押し込むことができます。
つまり、金属シリンダーの頭を、指で押したり離したりすることで、シリンダーを
上下させることができるわけです。電磁コイルに電流を流すと、指の力の代わりに、
磁力が発生して、水路の水穴を塞いでいた金属シリンダーが、電磁コイルの中に引き込まれ、
水の穴が解放されて水が流れるようになるわけです。
ですから、
この金属シリンダーが滑らかに動くことができない状態になって、
電磁コイルに引き込まれた金属シリンダーがスプリングの力で元の位置にもどらなくなると、
(a)電気が流れてないときでも水が流れっぱなしになる
というトラブルが発生し
金属シリンダーが電磁コイルの中にひきこまれなくなってしまうと
(b)電気を流しても、水が流れない
というトラブルが発生するわけです。
樹脂製の電磁バルブ下部の水路部分に、異物がはさまって、
金属シリンダーで水穴が塞ぐことができなくなった場合にも(a)のトラブルが起きるでしょう。
電磁バルブの可動部分はこの金属シリンダーだけですので
これを滑らかに動ける状態にして、水穴を金属シリンダーで、確実に塞いだり開けたり
できる状態を回復してやることができれば、電磁バルブのトラブルを解決することができるはずです。
☆電磁バルブの上部と下部を分離して、金属シリンダーを露出させて、
金属シリンダーの頭を指で押したり離したりしたときに、スムーズにシリンダーが
動く状態になっているかを確認してみましょう。
電磁バルブ下部の樹脂製の水路にゴミなどが挟まっていないか確認してみましょう。
☆金属シリンダーの動きが滑らかでなく、動きにひかかりがあるようなら、
金属シリンダーを電磁コイルから抜き取って、シリンダーの外観や、
シリンダーがはめ込まれていた電磁コイルの中の穴の中をチェックしてみましょう。
ゴミがまぎれこんでいる、錆びが発生している、という事はないでしょうか。
軽い錆びならこすったりして錆びを落としましょう。
そして、シリコン潤滑材(シリコングリス)を、
1)金属シリンダー
2)シリンダーがはめ込まれた穴
3)電磁コイルと水路部分をはさんでいたOリング
4)電磁コイルの下部の金属板
に塗りたくります。2)には、綿棒や爪楊枝をつかって塗りつけます。
3)は電磁コイル側か、樹脂製水路側か、のいずれかに張りつているはずですが
Oリンクだけとりはずして潤滑油を塗ります。
上記の様にベタベタのコテコテな状態だと、逆に金属シリンダーの動きが妨げられてしまうので
1)2)からは、余分な潤滑油を拭きとります。
金属シリンダーが軽い力で、電磁コイルの中に出たり入ったりするようになればOK
電磁コイルに通電できるなら通電してみて、通電ON/OFFに応じて
金属シリンダーが上下に移動するようになればOK
上部と下部を再び合わせて、皿ネジ2つをしっかりねじ込んで組み立てれば、
点検、メンテナンス終了です。
シリコン潤滑材(シリコングリス)ですが、
私は、DOW111潤滑油を使っています。
(以下はUSのebayで購入した特大サイズ)
国内では、
http://joining-us.com/filter.aspx
の最後尾でOリング用の潤滑油として販売されています。
想像でしかないのですが、DOW111潤滑油でなくても
http://www.haikanbuhin.com/shopping/detail/26126/
http://www.haikanbuhin.com/shopping/detail/14333/
でも良いのではないでしょうか・・・
要は、
a)耐水性があって
b)シリンダーの動きが滑らかになって
c)錆び防止効果
があればよいのだろうと思います。
DOW111潤滑油に関しては、これに加えて
d)人体に無害であると証明されている
という利点はあるのですが、
ROエレメントの前に配置している電磁バルブに使用するのであれば、
浄水に潤滑油成分が混入する心配は不要かな、と思います。
ROエレメントを通過することはないだろう、と。