「いつの間にか【会話ブログ】も200回を超えたらしいぞ」
「あらそう。早いかもしれないし、遅いかもしれないわね。で、一体何なのかしら?」
「どうやらまた僕達に関する小説の連載が始まるらしい」
「そうらしいわね。いつの間にそんな話が進んでいたのか、全然気付かなかったわ。会話のみの文章が軽薄で安っぽく思われがちだからこそ、あえて会話のみで展開させる事に私は挑戦していると言うのに。余計なマネはしないでもらいたいわ」
「まぁ普段の【会話ブログ】が変わるわけじゃないし、全く別物と捉えれば良いと思うぞ」
「あらそう。別物と割り切って考えれば良いのね。分かったわ。それなら別物は別物らしく、勝手にやってちょうだい。その代わり何か妙な動きがあったら即刻途中で中止させ……」
「こら!物騒な事を言うな!全然別物だと割り切れてないじゃないか!」
「うるさいわね。割り切らないわよ」
「全く、前言撤回が早過ぎるぞ」
「違うわよ。ハイジはいないわよ、って言ったの。どこかへ引っ込んでしまって姿が見えないわ」
「……もしかして恥ずかしがってるのかな……えーと、とにかくそれでは最終回まで、お楽しみ下さい!」
続く
「第一弾の小説の内容を踏まえた箇所も少し登場しますので、まだ読んでいない方はこちらもお楽しみ下さい」
小説版会話ブログ【はじまりの日】