ずーっとお腹のそこからわき上がって来る感情。
マタニティブルーのせいなのかと納得させながらも、ほぼ毎日
わけもわからず泣き出していた。
大きなボールのようにふくれあがった感情は、ノドのあたりで詰まって
声に出せない。
ただただ、o(ToT;):アゥアゥアゥ って感じで泣いていた。
先月のブリージングのコースの時にでてきた、
『生まれたかった~!!祝福されて生まれたかった~!!』という
感情と言葉が、やはり浮かんでくる。
時折『おかぁさ~ん、おかぁさ~ん』と、知らずに叫んでいたりもした。
でも、どこから来るのかわからなくてつわり以上に気持ち悪い。
今回はこれとどうしても向き合いたかった。
2日目の朝、起きてからなんだかスッキリしない。
そう言えば、ほぼ毎日夜になると感情が消化できなくて泣いていたけど
昨日はみんなと食事に行って、疲れてすぐ寝てしまったんだっけ。
それでも、ホテルの車庫から車を出すときに車に乗るのに結構段差があり
『来月は、もっとお腹が大きくなってるから大変だろうな~。』とか
無理をして流産してしまった話とか、先々週に父から来た手紙に
母がつわりがひどくて、おさまった頃に函館山にドライブに行ったら
その2,3日後に最初の赤ちゃん(女の子だったらしい)を流産した話
が書いてあったこと(心配しての内容だけど)を思い出していた。
最初に、昨日お休みしていたゆこぴちゃんのシェアを聞いていたら
なんだか感情があがってきた。
そのせいもあってか、今日は今まで組んだことがないゆこぴちゃんと
組みたいと思ったら、必然的にそうなった。
この時点でもうパーフェクトなセッションになることが決まってたんだな。
前に先生に妊婦さんは口呼吸じゃなくて、鼻からの呼吸でいいと
聞いていた。
場所は、奥の和室がいいと思っていたけどあれよあれよと決まって
結局、先生の真ん前。
ちょっと緊張するな~、って思っていたけどこれまたパーフェクトです。
ゆこぴちゃんがトイレにいっている間に、横になってゆっくり呼吸をして
いた。
すでに感情があがってきていて、涙があふれてきていた。
そのまま、鼻呼吸を続けていたらやっぱり出てきた。
『生まれたかった~!!祝福されて生まれたかった~!!』
『なんで私じゃダメなの~????私じゃダメだったの~???』
やっとボールが破裂して中身があふれ出てきたかのように、
涙と感情が止まらない。
鼻呼吸したいのに鼻水が詰まって窒息しそうだった。
その頃ゆこぴちゃんも、自分自身の感情の大きな癒しが起きていて
途中から先生がサポートに入ってくれた。
『あなた自身に価値がなかったわけじゃないのよ。
お母さんも自分の人生を生きたかったんだね~。』
みたいなことを言ってくれた。
でも、たぶん赤ちゃんの私はなぜ自分が生まれて来れなかったのか、
流産だったのか堕ろされてしまったのかもわからないので
感情だけがあふれてくる。
『おかあさ~ん!おかあさ~ん!』
『お母さんと一緒に幸せになりたかった~!!』
『自分の眼で、たくさんのキレイなモノを見たかった~!!』
『この地球に生まれたかった~!!』
そばでゆこぴちゃんも先生も泣いているのがわかる。
先生が『お母さんは自分をせめなくていいんだよ~』
『お母さんはもう自分を許していいんだよ~』
と声に出して言うように誘導してくれた。
『お母さん、もう自分を許していいんだよ~!』
『お母さんは、もう自分を責めないでいいんだよ~。』
『お母さんも幸せになって!!』
『お母さん大好き!!お母さん大好き!お母さん大好き~!!』
どんどん口から言葉が出てくる。
一緒に感情と涙があふれて止まらない。
先生が『あなたは生まれてくる練習のために、一度入って出ていく
事を決めてきたんだよね。』
そうなのだ、私は両親との魂の同意の上で生まれない選択を
してきたはずだったのに。
お母さんのお腹にはいるまでは、ちゃんと決めてきていたのに
忘れていたんだ。
お腹に入ったときにすべてを忘れてしまっていたのだ。
だから、その生まれて来れなかった感情だけがトラウマとして
今世に持ち越されてきてしまったんだ。
生まれなかった赤ちゃんは、そう言う同意の上でお母さんのお腹に
やってくることは、今まで勉強して知っていたけど、
自分がそう言う体験をしてきていたことは、生まれて初めて知った。
つづく