こんにちは。

LLD外語学院の前川です。

 

私が公式アンカーを務めている DMM英会話なんて uKnow? サイトにて、

以下の回答をさせて頂いています。

 

 

 

 

「ギャグがすべる」って英語で言いにくいですよね。

 

でしたら、「誰がどうした」の発想で、「誰もそのジョークを

笑わなかった」などとすればだいぶ英訳が楽になります。

(ある程度の単語の知識などは勿論必要ですが)

 

私は皆さんをネイティブのようにすることは

不可能だと思っていますので、日本人でもしっかりと

コミュニケーションを取れる、という考え方の元で

こういったシンプルな言い方をいつも推奨しています。

 

洋書なんかは、例えば500語だったり、

1000語だったり、それこそ中学で習うような英単語だけで

1冊構成されています。英英辞典でも、どんな難解な

英単語も、指定された2,000語程度のシンプルな単語だけで

全て説明できるように出来ています。ですからまず

目指すべきことは、そういうシンプルな言葉遣いで

ある程度の事をスムーズに説明できる、という段階で、

それが出来れば表現の上塗りをしていく・・・ということで

あると考えています。

 

以前TVで見たドキュメンタリー番組か何かで、

イタリア人が

 

 

 「彼は飛躍的に進歩した」

 

 

を、He became 100 from 0. と表現していました。

 

 

「彼は0から100になった」という訳です。

私達は、どうも、「これじゃダメ」とか「幼稚」と

考えてしまう傾向があります。ただ語学教師から見ると、

こういう発想が出来る人が「伸びしろがある」

という意味で、一番強いですね。

何せ、会話が途切れません。

 

逆に常に1:1対応で考えると、進歩?progress?

進歩するは?make progress?と、会話が止まって

しまいます。会話が止まると発話量も減りますので、

あまり話の展開が無く、上達にはマイナスです。

 

毎回言えなかったことを丸暗記でカバーできれば良い

かもしれませんが、あらゆる言いたい事に対して

1回1回丸暗記で全てをカバーは出来ません。

 

じゃあどうしたらシンプルに表現できるの?

という点ですが、先ほど書きましたように、

やはり単語や文法の知識が無いと、言いたくても

言えないということはあると思います。

 

どうしても言えないのは諦めるしかありませんが、

意外と「教えてもらう」という以前に、何とか

知っている表現で、自己表現ができることは

あります。

 

 皆さんよく「無理です」「言えません」と

おっしゃいますが、そんな時は「20%くらいの

ニュアンスでも良いので、言えることを

言ってみましょう」と伝えています。

 

そうすると、案外良い表現が返ってくることも

あります。この辺、私達は結構完璧主義ですので、

自分で出来ないと思っていても、言ってみたら

案外伝わる、ということもありますよ!

 

大事なのはまずコミュニケーションですから、

「あの表現で良かったのだろうか?」は、後から

学べば良いと考えています。

 

ですから、オンラインレッスンなどでも、

言えなかった箇所を、会話の途中でも

さっとメモする習慣があると良いですね。

 

 

LLD外語学院 学院長

アスリート・イングリッシュ・マイスター 前川 未知雄