その先へ | LOVE&PEACE&SMILE

その先へ

今週の日曜に、私の配属先で「モンゴル・日本交流会」という名のイベントをやる。

インフルエンザ騒動で、できなくなることも覚悟していたが、なんとか開催することができそうだ。



一番の目的は、子どもたちに披露の場を与えること。それに向けて一生懸命がんばるという経験をしてもらうことだ。


子どもたちは、日本のうたや、よさこいを発表する。

12月7日から学校が再開したので、練習期間は2週間。



何かのイベントのために、2週間という期間は、私の感覚では短い。

でもここモンゴルでは、長いと思うだろう。




子どもたちの中で、なにが完成というレベルなのか。
どう考えても低い。考えが甘い。


全然できてないのに、できた気でいる。



私にとっても最後のイベントになる。

こんなんで、できたと思ってほしくない。

私が思う完成度に近づけるために、今回かなり厳しく指導している。




「やる気がないなら、今すぐやめろ。」

「またあきらめるのか?」

「今、やらないで、いつやるんだ?」

「だれ1人できてない。」

「こんなんで人に見せられない。聞いてもらえない。」

「あなたが考えてるほど、簡単じゃない。」



ちょっと、やってみてできなくて、あきらめる子。

できてるつもりだけど、できてない子。

練習に来ない子。



また、何度も何度も練習をしたいと言ってくる子。

おこられてもおこられても、絶対やめない子。

影ながら特訓してる子。




私は、毎日、怒鳴りまくって、叱りまくって、たまに誉めてる。


子どもたちもがんばってついてきてると思う。


きっと手ごたえは感じてると思う。


でもまだここで、満足してもらっちゃ困る。


もう一歩進むことができるということを、最後の最後までがんばり続けるということを、感じてもらうまでは、私も一緒にがんばる。






今日も、服の中に本を隠して持ってく子を目撃し、注意した。

けん玉が一つ、行方不明になった。

かと言えば、教室を全部1人で水拭きしてくれた子も、いた。

これ、1人で折れたよ。と見せに来てくれる子も、いた。

ぼくの、歌聴いてくれる?と恥ずかしそうに歌を披露してくれた子も、いた。



そんな変わらぬ日常の中、きっと子どもたちは、毎日成長している。



私はそんな子どもたちに、生かしてもらってる。

もう限界かもしれないけど、あともう少しがんばれそうな気がする。