クライストチャーチ地震発生から、、、72時間後 | Duke Streetからwith Wallace

クライストチャーチ地震発生から、、、72時間後


みなさま、


2月21日の、クライストチャーチ地震から72時間が

経過いたしました。


現在の発表では死者、98人、連絡が取れず行方不明と考えられている人数が232人です。


クライストチャーチから、500km離れたクイーンズタウンに住む

私たちにとって、人ごとではなく、テレビの前から

離れられません。

ニュースを見るたびに涙が出てきます。


見張りの警官(危険地帯に人が侵入しないよう見張っている)に

自分の娘が中にいるかもしれないから、

どうか、探しに行かせて欲しいと頼む父親、


子供に、お母さんは仕事が忙しくまだ家に帰れないんだよと

言い訳して、苦しくてたまらないと訴える若い父親。


ペットを連れて来て、この子はママの匂いを

覚えているから探させて欲しい、ここから行かせて欲しいと、訴える人。


レスキュー隊が電話の音に気がついてくれることを

信じて、2分おきに携帯の電話を鳴らし続ける若い夫。


見ていて泣けてきてしかたがありません。

危険だからこの先は通せませんと、拒絶しなくてはならない

警官も、さぞ、つらい仕事でしょう。


日本からのレスキュー隊は、NZ時間午前11時 (日本時間午前7時)から

12時間夜勤で働きずめだった、オーストラリアの救助隊と

交代してレスキューを始めました。


避難救助犬3頭も、日本から検疫フリーで入国し、頑張っております。

日本チームは、地震に対し経験豊富だから、日本チームの働きに

期待が大だと、地元のメディアがコメントしていました。


前原外相は、被害状況を見て、再援助を検討と発表されていらっしゃいます。


現在、オーストラリア、アメリカ、シンガポールからも、救助が来ています。


NZマリーンは暖かい食べ物の給食を被災者に提供しています。


NZ航空、そしてカンタス航空のバジェットエアーの、ジェットスターも、

クライストチャーチへ入れるよう、そして出られるよう

臨時に安い航空券を提供しています。


又、クライストチャーチのカンタベリー大学の生徒は

これ以上、家に居て黙ってみていられない、、と

学生ボランティアチームを編成し、道路の土砂の清備や家を一軒、一軒回って、

困っている人のおつかい(例えば薬を取ってきてあげる、

重いものを動かしてあげるなど)をしています。


午前11時のTV ONEニュースでJAPANESE メディアが 病院で ARRESTEDという

キャプションが出されましたが、その後はどうなっているのか NZのニュース

日本のニュースにもフォローアップが出ていません、、。


私の友人は、クラーストチャーチの病院のER勤務です。


トイレはフラッシュできず、トイレに行く日暇もなく

ユーリンキャサター( おしょう水のくだ)挿入時、

自分にも入れようかと、思ったそうです。


少しは落ち着いてきたけど、

今度予想されるのが、心因性の心臓発作や、呼吸不全。

まだまだ、生き埋めになっている生存者の搬送をトラウマチームが待っている一方、

心、肺不全に備えていると話していました。


ちなみに、TAKOTSUBO たこつぼシンドロームという名前の、心疾患があるのですが、

これは淡路島大震災時に命名された、心因性ショックによる心臓発作のことです。



クライストチャーチには、5名の現役日本人ナースがいます。

クライストチャーチホスピタルに勤務する、私の友人によりますと、

日本人被災者が搬送されるたびに、呼び出されるそうです。


又、患者さんのSTABILISATIONをしたあと、日本で待つ

ご両親への連絡も、彼女たちがしているそうです。

一人はACTING MANAGER(病棟婦長代理)をしています。


ある程度状態が安定すると、ERから ICU,ポストトラウマユニット、そして

全身管理が必要でない場合には、さらにそれぞれの病棟に送り

手術が必要な場合はヘリ搬送で、北島のオークランドに送るそうです。


大丈夫だよ~、頑張るよ~と頼もしいお返事でした。




この下のメールは、クライストチャーチ病院でSTABILISATIONをされたあとの

搬送先に勤める友人からのメールの一部です。




地震が起こった瞬間は、車を運転していました。 しかも、震源地のリトルトンを最終目的地に、途中、被害のひどいところを通って、友人を拾う予定 で。 ハグレー公園の端にさしかかった時、タイヤがパンクしたのかな? ハンドルがとれなくなって、止まろうとしたら、周りの車もみんな止まって いた!! そしたら、道路が波を打って、グニャグニャに揺れていたので、地震だ、パンクじゃなくて良かったなあ、と。 それでもまだ、事の重大さ に気付いていない私は、友人に会うため、車を前進させてしまったんですね。 だんだん、教会の壁がなくなっているのや、薬局がぺちゃんこになって いるのや、地割れ、水の噴出し、液状化現象など、地震のひどさを知らせるものが現れて、向こう側は、ほこりの煙でかすんでいるではありませんか!  そのうち、通行止めにぶつかったので、今回の被害は、普通じゃないと気が付いて、Uターン。 あとは、渋滞に巻き込まれて、いつもなら10分の ところを1時間半かかって帰ってきました。 帰れただけラッキーです。 私のところは、断水は、なかったですが、最初に溜めた水は、汚くて使い物になりませんでした。停電が続いていて、夜は、一人、暗闇の中にいましたが、それもようやく解消しました。 一安心です。 街の中心部は、そうとうひどいようです。 私の病院にも、けが人、大抵、大たい骨を折っている、が、手術待ちで、病棟に入院しています。 動かすと痛がるので、お世話が難しい、、、、、、。




今、私は主人とホリデーで北島のワイナリーにステイしています。

10日前には友人のお誕生会に出席するために、クライストチャーチにいて、そして

又、3月4日から5泊予定でクライストチャーチに戻る予定でした。


今日は、少し気分転換をしようということで、

主人がケープパリサーという北島の一番南に連れて行ってくれました。


空は青く海が綺麗でした。


すると突然に目の前に現れた彼ら、、、、。



Duke Street


さらには、1頭が海に泳いでいくのを写真にすることが出来ました。



Duke Street



陽は又、昇る、、。


ふっとこの言葉が、心に浮かんでまいりました。




沢山の、メール、メッセージそしてコメント本当にどうもありがとうございます。

心から、感謝いたします。

ブログを開くたびに、

赤文字で、メッセージが届いております。

新しいコメントが、、を見て心が踊ります。


又、ご本人にもお伝えしましが、

被災者だった私からクライストチャーチの皆様へ、、

というコメントは、NZのテレビ局のTV ONEにお送りさせていただきました。


長々と読んで下さいましてどうもありがとうございました。


生き埋めになっている方が、1刻も早く救助されますように。



でゅーママ。