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YouTubeに乗せたこの録音は、もちろんその年、2003年の東黒部のものではあった。同じ日のもう一つの録音がある。紹介したい。
「保存会」への復帰以降、活動の中心は「保存会」に移ったといったが、まだまだ従来のお得意も多く、このブログで紹介するテープの多くはそちらのものである。というのは、「保存会」での出演の機会というのは昼間が多く、時間も短く、また、多くの場合室内であるので残響が激しく、たとえ、戸外であっても、学校の運動場など、良好な音響条件を望むことは極めて困難な会場が多いのである。そのうえ、車での移動・運転(時にそれは長距離・長時間のこともあった)、その上、屋台の設営、その他の役務が課せられることもあり、決して音頭だけに集中できるものではなかった。それを苦にしない人も確かにいる。しかし私はいけない。それらが強いストレスとなってもろに声に響いてくるのである。
私は自分の出番であるときは、できるだけ録音機を携える。その日の出来栄えを確認するために。残念ながら、「保存会」での出演で出来のよかったことはほとんどない(自分の評価では)。だから残っているテープも極めて少ない。
もちろんそのせいばかりではない。もっと大きな理由がある。加齢である。「保存会」に復帰した2002年というのは、私、54歳である。正直、声の衰えを感じていた。あれほど出ていた声が続かなくなってきていたのだ。それでも日によっては調子のよいこともあった。この年なんかは割に良く、特にこの日の東黒部は出来が良かった。
愚痴になってしまった。これもやはり年のせいか。
聴いていただきたい。
「南部坂・雪の別れ’03」。
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やはり、踊りというのは、夏の夜、必要な広さと十分な狭さのある会場で、水入らずの雰囲気の中での音頭と踊りの呼吸合わせ、これが醍醐味なのですよ。
(注)
夏の夜 高温多湿がのどに優しい
必要な広さと十分な狭さ
踊りが盛り上がるためには踊り子の密度が必要 そのため
の要素 音響にとっても大事な要素
歌詞については中南勢音頭通信 南部坂・雪の別れ 2016-05-17 19:25:16 参照のこと