以前から疑問に思ってることがあります。
なぜ、政府は、
他国での『失敗例』を続々導入するのか??
日本人は、『経済』にはなかなか疎い国民です。
だから、気付いてる人はほとんどいない。
1つずつ、例を挙げていきます。
①確定拠出年金:『日本版401k』
ご存知の方も多いと思います。
これ、既に米国では崩壊した制度です。
日本では今、続々と導入されてます。
年金システムに取り入れる企業は右肩上がり。
理屈を考えると、その理由は簡単にわかる。
『確定拠出年金』と『確定給付年金』。
このblogでも、何度かその違いを述べました。
今日も簡単に説明します。
今までの主流は『確定給付年金』。
これは、拠出額を企業ごとに決められた運用率で回して、
将来退職するときの『年金・退職金』額を目指すというもの。
そして、もし『不足額』があれば、
その『不足額』を企業が補填しますよ、というシステム。
問題なのは、運用率を『3~4%』で計算してる企業が多いこと。
バブル期は、長期国債の利率も『8%』、
郵便貯金の『定期貯金』でも同程度でした。
でも、今の時代、これは厳しい。
だから、多くの企業で、特に上場大企業ほど、
その『積立て不足補填』は深刻な経営問題です。
業績の『善し』『悪し』関係無くね。
その『補填』を事実上放棄したのが『確定拠出年金』。
名前の通り、『拠出額』だけを確定し、
あとは個々人の運用に任せて満期を目指す制度。
まあ、商品構造を見たら、
『●村証券』とかに『手数料ビジネス』させるだけの商品です。
米国でも、とっくに崩壊している。
現在、米国でフードチケット生活者は7,000万人強。
日本で言う『生活保護』が、国民の4分の1です。
米国の現在は、20~30年後の日本。
きっと、これに近い未来が来ます。
②NISA:『日本版ISA』
これも、英国で全く意味なかった制度です。
さらに、日本版の方がシステム上も良くない。
まず、『資産形成』を専門にアドバイスする者として、
この制度を使うことのメリットが全く見当たらない。
誰か、ちゃんと説明できる人いますか??
年間限度額100万円、
2016年からは引き上げられて120万円です。
これを繰延していって、
最長10年間まで『利益確定』しても無税。
仮に、限度額いっぱいまで使ったとして、
100万円×2年+120万円×3年=560万円
これが、もし仮に運用成績が好調で、
ポートフォリオ全体として『50%』の運用を叩いたとする。
560万円 → 840万円
10年経ったら、運用終わり。
『280万円』余分にもらって、あなたの人生変わる??
ほとんどの日本人にとっては、
住宅ローン背負っての『40年』労働の状況は全く変わりません。
本当に『セミリタイア』するライフプラン描くなら、
こんなもんに投資?していては、ダメ。
出口戦略が全く見えてません。
導入の意図は、はっきりしてます。
株価を押し上げることにより、現政権が、
自分達の『経済政策』の正当性を言うためです。
具体的な政策、何もしてないのにね(笑)
『NISA』『GPIF』などの資金流入により、
今の日経平均は『虚像』の上に成り立ってます。
いつか、清算せなあかん時が来る。
その時は、正確には誰も読めません。
でも、『ベアは窓から飛び出していく』。
③マイナンバー:日本版SSN?NINO?
個人的には、大問題だと思うこの制度。
『お金』の動きがまるわかり、
ということもありますが、ここでは一旦置きます。
それよりも、日常的に問題なのは『個人情報漏洩』。
もう、絶対に起こります。
そして、僕達が思ってた以上に、
詳細なパーソナル情報が扱われてる。
『先進国では一般的な制度』とか言うてますが、
本当はまったくの『逆』です。
他の先進国では、導入してみて、
『個人情報漏洩』とかありすぎて大問題になり、
廃止を検討している国も出てきてます。
実際に、英国では現在停止中。
なのに、日本はこれから導入(笑)
お役人の方々は、本当に賢いですね(笑)
以上、普段疑問に思ってることを書きました。
日本人は、『メディア』にとても弱い国民です。
テレビ、新聞の情報を真に受けて信じきる。
某生命保険のCMが垂れ流されれば率先して加入し、
『NISA』とか言われたら、猫も杓子も口座開設です。
でもね、、、、
そんなことやってたら、上手くいかないよ。
自分の頭で考えて、責任もって行動することが、
今後の日本を生きていく上で大切やと思ってます(^_^)★
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