JALカードの年間平均利用額90万円 | クレジットカードミシュラン・ブログ

JALカードの年間平均利用額90万円

 最近,仕事が忙しく家に帰ってもなかなかブログ等に書き込む元気がないので,失礼しております。


 ちょっと前のニュースになりますが,個人的に目を引いたのが,JALカードの利用状況で,フジサンケイ ビジネスアイによると「JALカードは2006年3月期の会員数が176万人、年間のカード利用額は約1兆6500億円。「旅行や出張などで頻繁に飛行機を利用する富裕層やビジネスマンを中心とした優良顧客」(カード会社関係者)が多く、1人当たりの年間カード利用額は平均90万円台と、国内最高水準を誇っている。」とあり,JALカードのハウスカード(JAL-DCやJAL-JCBとしての利用ではなく,JALカードとしての利用。)のみの利用で90万円とは驚きました。


 しかも,JALカードのハウスカードとしての加盟店は,国際カードであるVISA/MasterCard/JCB/AmEx/Dinersや国内ブランドカードのUC/DC/UFJ-NICOS等よりも遙かに少ない訳ですから,利用先はかなり限定された状況での90万円ですので,ほとんどの利用先がJALの航空券購入であることが窺えます。


http://www.jalcard.co.jp/milenet/index.html


 私もJALカードは持っているのですが,JALを利用する際は,ANAダイナースで決済するため(ダイナース決済により国内旅行傷害保険を1億円付帯にするため),JALカードの利用額はほとんどありません。


 これまで,私が知っている範囲で,記事にされたことがある年間平均利用額は,AmEx(ゴールドとグリーン)の55万円(日経トレンディ,1998.3),ダイナースの50万円(クレジットカードサバイバル戦争,岩田昭男,1995.1)であり,この数字から見ても90万円という決済額は突出していることがわかると思います。


 ただ,プレミアカードとしてのJALカード(JAL-Club-Aカード)の歴史は古い方で,国内で初めて航空傷害保険を付帯させ,海外出張が多いビジネスマンに重宝されたという事実もあることから,これらの方が長くJALカードを保持し,引き続きJALを利用し,現在ではマイルを貯める目的もあって,それだけ高額決済がなされているのではないかと思いますね。