今の年齢を3で割って出て来た数字が人生の刻限となるのだそうです。
45歳だと3で割って15時。
午後の3時ですね。
51歳だと17時なので午後5時。
もう夕方の5時だと思うと、あくせくしないで黄昏時をのんびりしたいものですよね。
反対に9歳の子供はまだたったの朝の3時。
まだ夜明けにもなっていません。
そして15歳の中学を卒業する頃にやっと朝の5時で夜明けを迎える頃です。
そう考えるとまだ夜も明けてない15歳までに『あれをしろ』『それをしとけ』と詰め込みまくるのもどうかなって思えてきます。
18歳で朝の6時、これでもまだ冬なら夜が明ける頃ですね。
21歳でもまだまだ朝の7時。
これからなんだってやれちゃいます。
もう3時のおやつが過ぎて黄昏時になったきた親たちは、なんとなく慌ただしく感じて、自分の時間軸を子供に押し付けて、『早くしろ』『念のためにやっとけ』『今、我慢して頑張って将来のために備えよ』みたいなことを思いがちですが、子供にしたらまだ起きたばかりでぼーっとしているのかもしれません。
寝起きの良い子もいれば、頭がすっきりして活動できるまでに時間がかかる子もいるので、あまり上からヤイヤイ叱咤激励すると、ふてくされて二度寝してしまって、お昼の12時頃の30代半ばくらいまで動けなくなっちゃう人もいるようなので、その子のペースで良いタイミングで動けるように、親はあまり自分の時間感覚で子育てしない方が良いかもしれませんね。
そして、私たち親世代は、来たるべき夕食後の時間のために、もし今まで自分らしく生きれていなかったと思う人は、そろそろ自分が心地よいと思うことをしながら、これから来る日が暮れた後の静かで優しい時間を楽しめたらいいですね。
60歳は20時、夜の8時。
夕食後、ゆっくり好きな映画でも見て寛いだり、編み物をしたり、本を読んだり、小説なんか書いてもいいかもしれませんね。
もちろん元気でやる気のある人は、どんどん外に出て楽しむこともできますよね。
リブログさせていただきますあいのひろさんの記事から荘子の胡蝶の夢の一節を抜粋させていただきますね。
自分は夢を見ていた。
夢の中でひらひらと舞う蝶々になっていた。
嬉々として心ゆくまで空で遊んで、
もはや荘子であることを忘れ果てていた。
ふと夢から覚めると、まぎれもなく人間の荘子であった。
はて、荘子が夢で蝶々になったのか、
もしかしたら、蝶々が現実で、
この今の自分が夢かもしれない
(胡蝶の夢より)
この人生は夢なのだから、恐れのせいで、悩んだり苦しんだりするよりも、幻想の世界を思いきり味わって楽しんで生きたほうがいいですよね。
だって、いつかは醒めてしまうのが夢なのですから。
パリ郊外の我が家から見る夕日です。
ハッとするような雲の連なりに思わずシャッターを押しました。
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