「ごめんなさい
これ以上自分の気持ちに嘘はつけない」


佐藤、私を好きってバレちゃうよ!?4巻
池山田剛・フラワーコミックス
(sho-comi掲載)


☆あらすじ☆
中島羽咲(うさぎ)、身長175センチだけど現在木村美虎都(みこと)と二人で駆け出しアイドル「rabbits」をやっている。
しかし国民的人気アイドルグループ「L.E.D.」のメンバー佐藤蝶葉(アゲハ)と恋人同士。こっそり会っているのを社長に見られ「別れろ!!」と叱られるが二人はバレないことを誓う。

ドラマの挿入歌を歌うことになったうさぎ。たちまち歌はヒットし、一躍人気アイドルに。
しかし忙しくてアゲハと会えない日が続き‥


「鈴木君」「小林」などで大ヒットを飛ばす池山田先生デビュー15周年記念作品、完結。


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こんなに早い終わり方したの初めてだし、展開的に面食らいました。
今までのキャラがカメオ出演しているんだけど、翠くんがいない。


少コミは愛し愛されあまあまラブラブ、「二人は結婚し末長く幸せに暮らしました」という終わり方が定番で、この漫画も例外ではありませんでした。

が、今回はあまりにもひどかったのでもの申すぞ。


突如人気アイドルになれたうさぎ。有名監督のドラマ主演をすることになったがド濡れ場を演じなければならなくなった。
「芸能界にいる以上、やり過ごして当たり前」だと思ったけれど、うさぎもアゲハも我慢できない。
アゲハはスタジオに乗り込み、「芸能界を辞める」と宣言。
うさぎもアゲハを選びます。

二人は日常へ。アゲハはそのあと医者になり、うさぎは主婦。
しあわせに暮らしましたとさ。


ちょっと待って!!
アゲハはうさぎを追って芸能界入りしたけど‥うさぎは歌姫にならなくてよかったのか?
たしかに彼女には琴里や星野爽歌ほど覚悟はなかったかもしれないけれど、やめるきっかけが弱すぎる(将馬とのやりとりはどうなる)。
あと、うさぎは「女優」の仕事が多すぎた。
まあ一旦仕切り直しを余儀なくされ、「かっこいい中島くん」も封印されてしまったので仕方ないのですが‥あまりにもこの主人公、いろんな才能をブチブチともがれ続けた。

中島の一巻を読んだときには彼女がかっこいい歌姫になることを夢見たんですけど。

あとがきで先生がいろいろ試行錯誤したと明かしていますね。
みことちゃんとの百合、おおいに結構だったと思うのですが。少コミ読者には早いですかね(だがマーガレットならいくらでもやれる)。

杉山さんのことといい、現在少コミに不信感を抱いております。最近‥同じジャンルの漫画(純愛もの)しか載ってないような。ちゃおと連動して売りたい気持ちもわかるんだけど、純愛もファンタジーもなんでも読みたいちゃおっ子が移行するには物足りない雑誌なんですよね。

とりあえず池山田さんはまだ次の連載があるようなのでそちらに期待します。

 

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