リビングの松永さん(3) (デザートコミックス)
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「ったくチャラチャラした男と一緒にいやがって
10代の男なんて
メシ以外はエロいことばっか考えてる生き物なんだからな」
リビングの松永さん3巻
岩下慶子・デザートKC
(デザート掲載)
☆あらすじ☆
親が祖母の介護をするため一人で暮らすことになった女子高生・園田美己(みこ)。
叔父が経営するシェアハウスは、ミーコ以外みんな大人。家事も下手だしやっていけるか心配になるミーコだったが、松永はガミガミ言いながらも優しくて世話を焼いてくれる。ミーコの頭の中は松永のことでいっぱいになってしまう…
松永さんの誕生日を祝うことになったシェアハウスの住人達。ミーコも張り切ってプレゼントをしようと、アルバイトを始めた。
そのバイト先にはなんと…?
無自覚イケメンとハプニングの連続で頭が混乱しそう!!
いろんな人と交流する女子高生の成長を描くシェアハウスライフ。
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あいかわらずラブラブコメコメしてますなあ(褒め言葉)。
主人公はよくある「一人暮しするハメになった普通の女子高生」。
叔父さんが経営するシェアハウスに入ることになったのですが、住人はみんな大人です。
ネイリストの朝子、大学生の北条、バーテンダーの健太郎、謎の住人服部さん、
そしてデザイナーで一番年長の松永。
顔つきが怖くて少々チンピラくさい外見の松永さんですが、職業がデザイナーなので外に出ることが少なく、ミーコとの接触が自然と多くなります。
デザイナーとしてのプライドが高く、「口うるさい昔のお父さん」タイプ。そのわりにガキなところもあり、半裸でハウス内をうろつきます。がさつなわりに世話焼きでミーコは途端に恋に落ちてしまいます。
うっかり告白してすぐ打ち消したミーコですが、松永さんはわりとまんざらでもない。
今回も「松永さんの部屋のクーラーが壊れたので一緒に寝る」という恥ずかしくて死にそうなイベントがあります。どっちも気持ちがめちゃめちゃに(笑)。
さて8月夏真っ盛りのころ、松永さんの誕生日パーティーをすることに。これは毎年恒例らしいのですが、ミーコは初めてです。プレゼントをしたいけど先立つものがない。というわけでアルバイトを始めるのですが、そこには住人の大学生・北条が!
今まであまり目立たず口数も少ない北条。しかも一緒にバイトしていることは内緒にしろ、とかなりの塩対応です。
彼は「女子高生」という生き物が苦手らしい(もともと女子全般苦手っぽいです)。
ようやく彼にスポットが当たってきましたし、なぜ女子高生が苦手なのかもいずれわかってくるかもしれませんが、北条もミーコのこと好きになっちゃいそうだなあ…
一方で大きな仕事が舞い込み誕生日パーティーも知らず部屋にこもる松永さん。仕事先の相手に「デザインが弱い」と言われ、眠れなくて食べてなくてぶっ倒れる始末。
「松永さんならできます!」と根拠もなく言ってしまうミーコだけれど、その言葉は彼に、大きく響いたようです。
そしてパーティー当日。松永さんの仕事の結果は…
今回も寝ながらTシャツを脱いだり、2階の風呂が塞がっててタオル一枚でリビングに降りてきたりと、松永さんの裸族っぷりが最高です。
この漫画、舞台が「学校」じゃないからいいんだろうなあと最近思いました。ミーコの学校が女子高なのもシェアハウスを引き立てるためのもの。「この行事で両想いになると永遠にラブラブなんだよ♡」とかいう聞き飽きたセリフも絶対にないし、「10代男子」のサル言動も見なくて済む。すでにミーコは同年代男子など眼中にないでしょうね。