恋を知らない僕たちは2巻

水野美波・マーガレットコミックス

 

しんどい。

まだ始まったばっかりなのになんでこんなに話が重いんだよ…

太一の恋はただもうひたすらに純粋なんだけど、

これ玉砕するだろうし、

一方で直彦に近づく藤村さんを止めるため、英二が「付き合おう」って言い出して。

藤村さんも藤村さんで、だんだんと小悪魔っぽいとこが出てきている。困った子だ。

そこに「泉が戻ってくる」ってどういう運命なんだよ

英二前世でどんだけのことしたんだよって思ってしまいました。

虹色デイズであんなに能天気な漫画描いていた人とは思えないっすよ…

 

 

 

アナログドロップ1巻

あいだ夏波・マーガレットコミックス

 

圏外プリンセスが終わってから音沙汰ないなと思ってたらようやく連載来ましたね。

今回はどうしようもない悪女が主人公。いきなり何者かに殺されるのですが、生き返るために1983年に飛ばされ、ヤンキーの恋を成就させなければならないという設定。いつもぶっ飛んでますな。

しかし今から35年前。出会った虎治郎は高校生、つまり16~18ですから現在51~53歳なわけです。

どう考えても主人公・亜紅の血縁だと思うんですけど、父親なのか祖父なのかギリギリわからないんですよね。

タイムスリップものなのでどういう顛末になるんだろうな(亜紅は年齢を気にしないタイプなんだが、もし血縁関係がないとしたら50代の虎治郎と結ばれるのだろうか)。

ティーンズハートでこういう話があったなーって思い出しました。

終戦直後の男の子が現代にやってきちゃう話で、最後は彼が元の時代に戻って、息子と主人公が結ばれる話だったんですよね(ティーンズハートは昭和―平成ぐらいのブツなんで)。

 

 

 

 

みみつきのクロ1巻

かるき春・りぼんマスコットコミックス

 

「さかさまクランベリー」が面白かったかるきさんの作品。

りぼんでちゃお文脈の漫画描いているのでとても興味深いです。

周りのいろんなことがほっとけない主人公。黒い犬を助けてお風呂に入れ、キスしたら男の子になってしまった。

彼は「ステラ」という種族で愛情によって姿が変わるらしいのです。

寮は男子禁制だし、主従関係を求めてくる黒木君。くるみは拒絶するんだけれど、やさしい子だからどうしても放っておけない。

りぼんによくいる自分本位のツンデレとか、心の闇とか、そういうのがこの作者の頭に少しもない、というのが好感持てるんですよ。

その上で「読者を楽しませよう」という気持ちがあふれている。

こういう人がりぼんにいてくれてよかったと思っています。

 

 

 

陽だまりの月1巻

雪丸もえ・りぼんマスコットコミックス

 

吹奏楽漫画で色んな矛盾を書いちゃった雪丸さん、今度は家族もの。

話の破綻はないんだけど、とにかく地味、とことん地味。

家庭と家族が大好きな主人公が親の再婚で同級生と兄弟になるよくある話なんですが、主人公は「家族を円満にしたい」気持ちでいっぱいなのに対し、向こうはもういろいろと考えて家庭に近づきたがらない。

丁寧なんだけど、主人公の「他人本位・自己犠牲」的な感情には寄り添いづらいところがあります(りぼんのヒロインは自分本位な子が多いのですが、一方で他人ばっかり気にする子もいます。闇を抱えているという意味では同じです)。こういう子は家族が上手くいかなくなると、壊れます。今からおっかないなー。弟に恋しちゃったことで悩みまくるんだろうな。

結婚していいんですよ。血はつながってないんだから(法律的にそうなってる)。なんでそこを少女漫画は強調しないんだろうね。

あと弟が人気漫画家という設定が後半消えかけていた…

デジタル作画に移行しているので、すごく参考にはなります。めっちゃフリー素材使ってる。

 

 

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