GWに実家にいて、妹や弟のいる前で特撮をみることもできず、ようやくビデオ見ました。


第十二幕「史上初超侍合体」


先週の戦いで寝込むほどのケガを負った流ノ介とことは。責任を感じて屋敷をフラリと出ていってしまった丈瑠‥佐倉(?)のネオンをバックに「あいつらはこの先‥」と思い悩む。自分を守るために臣下は命を落としてしまうのだろうか。

彦馬は丈瑠の部屋で「その荷物下ろしたくなることもあるでしょう、だけどいつか立ち直る。お早いお戻りを」と待つ態勢。

一方外道衆。十臓がウシロブシを止めたのがわかり、ドウコクが憤慨。「半分人間のくせに‥!!」

次の日爺は千明と茉子に「殿は気分転換に出掛けた。端午の節句の支度をしよう」と気丈にふるまいます。
千明は「なんだ、落ち込んでると思った」ですが、
茉子は「気分転換なんて同じ意味よ。殿の気持ちになったことある?私たちを背負っているのよ」といいます。
千明「だったら背負うの止めればいいじゃん」
茉子「殿は生きなきゃいけないの」

寝ている二人もしっかり目を開けて聞いている。
茉子「やめたいけど殿はやめられない。私だったら逃げたくなる」


丈瑠はふらりとどこかの川べりに(臨海か)。
ふと見ると子供が泣いている。向こうでは同じ園服の子供が女性保育士と遊んでいた。
泣きやまそうとショドウフォンで「紙」と書いて、それを折って紙ヒコーキをみんなの元へ飛ばします。
子供はその方向へ走り出しますが「待って!」と丈瑠。
「えーと‥ここどこ?」迷子です(萌え)。


三途の川。十臓がナナシ相手に無双やってます。
ドウコクが現れこの前のことを責める。
十臓「俺にやらせろ。あいつと戦いたいんだ」
ドウコクはそんな無茶苦茶を許さず十臓を呪縛しますが、十臓は人間の姿になって解除。人間には効かないようです。


遊ぶ子供たちを眺める丈瑠と保育士。「ひろき君はずっと泣いてて‥あなたが迷子でよかった。ひろき君、この前お父さんを亡くしたんです。怪物に襲われて」

帰れます?と心配されるが「いえ、場所がわかったんで」とやせ我慢のような‥
丈瑠は一人過去を思い出す。外道衆にやられ炎に包まれながら丈瑠に折神を渡す父親の姿‥


屋敷では流ノ介とことはが治り4人が揃います。
爺は4人に「殿は最後までおまえ達を集めるのをためらっていたのだ」と告げます。
その時外道衆の襲来です。

見事な偶然というか外道衆はひろき君達を襲っています。
しかもウシロブシはひろきの紙ヒコーキを踏ん付けている。ひろき君が取り戻そうとしてウシロブシに薙ぎ払われそうなのを間一髪丈瑠が救います。

そこに4人も駆け付ける。

流ノ介「私はこのように育ったしこのようにしか戦えません」
茉子「仲間でいいと思ってた。殿だから背負えることあるよね。命預けるよ」
千明「お前が殿を背負うなら家臣になってやるよ、ただし俺がお前を越えるまで」
ことは「殿様死んだらあかん!うち嫌です。‥それだけです!」


丈瑠、父の姿を回想。折った紙ヒコーキを飛ばす父。「強くなれ。どんなに重くても背負い続けろ。落ちずに飛び続けろ」


丈瑠「お前たちの命、改めてあずかった!」

変身。「五重の太刀」でザコ一掃。後はウシロブシだけ。
丈瑠「いいか、まず最初に衝撃波が来る。それから太刀だ」
ウシロブシの衝撃波を女子が受け、太刀を男子が受ける。
しかしその後ろには大筒を構えた丈瑠。投げたディスクが見事に筒にはまる‥(笑)
「虎五輪弾!」
なんか‥ウシロブシごと建物の柱も壊れたような‥


ウシロブシ二の目。飛ぶナナシに翻弄されるシンケンオー。

千明「ダイテンクウで蹴散らそうぜ!」
流ノ介「待て。殿、考えていることがあるのです。シンケンオーとダイテンクウを合体させてみてはいかがでしょうか」
千明「いいねぇ!先祖の受け売りだけじゃないってか」
すかさず流ノ介がみんなにマニュアルを‥タイトルは「流ノ介の超侍合体解説」。フルカラーで丁寧に彩色されたシンケンオーとダイテンクウの合体の仕方が書いてある‥この無駄さがウザイ(笑)。

まずダイテンクウを出す。そしてみんなで「超」の文字を書くと合体完成!
流ノ介思わず丈瑠に抱き着いてしまうが慌てて離れる。しかし丈瑠、がっしり流ノ介の肩を掴み「初めてお前に感心したぞ!」
えっ‥じゃあ今までは。

ことは「シンケンオーが空飛んでる」
そう、空を飛ぶロボ戦は珍しいです。飛ぶナナシを一刀両断のようなのですが、飛んだ状態で刀を動かすのは難しいのでただ「突き刺す」ように見えました。

あとはウシロブシだけなのですが、すでに大きさが違う。見ただけで勝敗がわかります。
マニュアルをめくると必殺技の名前が書いてある。
「大シンケン天空唐竹割!」高く飛んで宙返りした力で脳天から叩っ切る感じ。
これにて一件落着。


屋敷でそわそわしている爺。5人が帰って来て喜び爆発。「端午の馳走が用意してある!菖蒲湯もな!」平気といっておいて気分は親です。
喜んで屋敷に上がる5人ですが流ノ介と茉子はクツを揃えます。キャラクター出てるなー。

というわけで絆を再認識し、続く。



茉子はいつも冷静で芯をついていますが、「今まで仲間でいいと思ってた」という言葉なんですよね。
茉子の中では丈瑠は守り守られだと思っていた。対等だった‥か、だめんずな茉子だから「守りたい」のほうが強いかも。

今日びのトラやウマな中二話だと丈瑠みたいなのは「背負っちゃだめっ」「私たちがついてる」「一人だと思わないで」の連発なんですが‥

丈瑠は荷物が下ろせないのでそれはムリです。仲間が同等ではなく「自分だけ特別」だから。
殿と家臣の「主従関係」は時代錯誤ですが、今はやたらと「平等」意識がはびこってしまったので古いことのよさもあるんだよ、というメッセージにも感じます。
どうしても個人個人、「力の差」はありますからね。
丈瑠は強い。茉子と流ノ介もだいたい強い。しかし千明とことははまだ弱い。
かといって千明とことはに丈瑠を凌駕するような別の長所はありません。あっても統計すれば全然低いでしょうね。

それでも丈瑠は二人を背負い、二人は自分のあるだけの力で丈瑠を守るに徹する。
どっちもかなりしんどいですが、これがシンケンジャーの宿命です。
‥今シンケンジャーと打とうとしたら「親権者」って出て来た。あながち間違いじゃないなコレ。


ディケイドの事も書こうと思ったのですがやたら長かったので別にします。