イタリアやスペインからの移民が多く、
中南米の中で最も欧州化されたこの街は、
別名『南米のパリ』という名で親しまれている。
その名の通り空港からの路線バスから見える
ブエノスアイレスの町並みは、緑も多く
建物も思っていたよりずっと綺麗で、驚いた。
だって未知の世界、南米。
もっとラテンな雰囲気、人、ノリを期待していた。
きっとどの街角からもそんなザ・南米の風を
感じることができるのだと・・・。
でもヨーロピアンの移民が多いとあり、
街も人もずっとお行儀良く、まとまりあり、
綺麗で、そのギャップに驚いたのでした∑(゚Д゚)。
さすがタンゴ発祥の地 PART1
さすがタンゴ発祥の地 PART2
さて半年振りに、ダハブ以来の再会を果たしたハビビと私は
空港からの路線バスに乗り、市内に辿り着いた。
ハビビは中米の都市に2年半ほど仕事をして暮らしていたことがあり、
スペイン語はお任せだし、南米にも一足早く着いて、放浪していただけあり、
勝手がわかっている。頼りにしながら、一緒に過ごす日々が始まる。
まずお宿。
ここへ来るまでの飛行機で、ホステルの情報を
見ていたので、一応ホステルのあるエリア、
SAN TELMO(サンテルモ)地区へ向かう。
が、さすが南米のパリ!ホステルの値段が・・・。
ドミトリーで30ペソと、高値!!!
とても開放的で綺麗で、中庭には緑があり、
こういうところに泊まりたいな~と思ってた私は
少しがっかりしたけれど、でも今は一人旅ではない。
何とパートナーと一緒に旅しているという状態。
シリアのときもそうだったけど、やはり誰かと一緒だと
ドミトリーよりは個室に落ち着きたいのが、本音。
そしてその後見つけたのが・・・
【Hotel BOLIVAR】。
コロニアル風の格安ホテル!
スタッフの感じはいいし、部屋は広くて天井が高く
光は眩しいくらいに入ってくる。
小さいバルコニーからは先ほど撃沈した
綺麗なホステルが見える。笑。
無駄に広い共同トイレ・シャワーは、部屋の前にある。
これで2人で55ペソ!
さすが、これもスペイン語交渉力のある、彼のおかげ
Muchas gracias!
そしてこのブエノスアイレスに来たら、旅行者なら外せないのが、
タンゴがまさに生まれたボカ地区にある、カラフルな一角、
カミニート!!
サンテルモから1時間以上かけて歩いて、辿り着いたときには
その可愛らしさに思わず声を上げてしまったほど!!
もちろんこんな素敵な場所に観光客が集まらないわけもなく、
たくさんの観光客がそこかしこでその素敵な景色をカメラに収めていた。
私たちはそんな賑わいが見渡せる角にあるパブに席を取り、
昼間からビール、ビール、ビール!そして離れていた半年を
埋めるかのように、夢中で会話する…も、適度な酔いに任せ
途中あたりから、気持ちよくなり、さらに眠く…。苦笑。
その後また、まるで美術館そのもののような
街の中を歩き、満喫のカミニートやった
建物のみならず、店頭に並ぶものもカラフル
右上のお家の中も入れる仕組み!
オープンエアのパブから見た眺め
そしてブエノスアイレスで、私が早速気に入ったのが、
メディルーナ
クロワッサンのことです。
フランスで食べるフワフワ繊細な感じとはちょっと
違って、こっちのはもう少ししっかりした食感。
だいたいラードかバターの2種類から選べて、
ラードの方がサクサクのカリカリ、バターは比較的ソフト。
もしくは甘いのか、普通のかも選べたりする。
私はだいたい欲張って両方をミックスして頂く。
メディルーナはたいがい朝食で食べるんだけど、
宿の近くの私とハビビお気に入りカフェ(↓)で食べるか、
ハビビが毎朝ジョギングに行んだけど、
たまにその帰りに焼き立てを買って来てくれて(↓)、
部屋でカフェコンレーチェと共に頂くのも素敵だった
左がメディルーナで右もよく食べた、エンパナーダス
そしてブエノスで数回お世話になったのが、
レティーロ駅の近くにある庶民の食堂。笑。
ここは小汚い感じで、いかにも仕事終わりのおっちゃん
たちがいっぱい飲んで帰ろうぜ~的な雰囲気満載。
ハビビいわく、「こういう場所が上手いんだよ!!」。
チョリソー(ソーセージ)つまみながら、
キルメスビールでのどを冷やす・・・。至福。笑。
ここのウエイターの男の子が感じよくて、
数回通った、駅前の食堂。
こうやって、南米の〝な〟の字も知らなかった私に、
中南米の達人のハビビが毎日色々なことを、
教えてくれて、久しぶりの再会の余韻も引きずりつつ
まだまだ仲良く過ごしていたのでした。