【マンガ感想】
『デンキ街の本屋さん 1巻 (水あさと)』
デンキ街の本屋さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
水あさと メディアファクトリー 2011-11-22 by G-Tools |
【あらすじ】
水あさとが描く、コミック専門書店で働く人たちの<本屋 de 青春>グラフィティ! デンキ街のディープで楽しい本屋の毎日。マンガを愛する書店員さんたちの、にぎやかコメディ開幕~!! 主人公・海雄(うみお)くんのバイト先〈BOOKS うまのほね〉。そこではみんな何かのマニアだったり、コアなファンだったりとちょっと濃い目のキャラ多し。仕事を教えてくれる先輩女子は、先輩だけど年下さん。……さてさて、海雄くんのバイト生活はうまくやっていけるかな?
デンキ街にあるコミック専門書店の働く人々を描く作品です。
主人公・『海雄』は“とある電気街”にあるコミック専門書店「うまのほね」でアルバイトを始める。
その書店で働く人々は、全員が変わった人々で、賑やかに日々が始まることとなる。
というような感じで始まる作品でして、コミック専門書店でアルバイトを始めた主人公がその書店で
働く変な人々の変な行動に巻き込まれつつも、充実した日々を送ることとなるコメディー漫画です。
そんな作品で一番面白かったのが、『先生』と呼ばれる先輩の関連話ですね。
『先生』とは、黒髪ロングのメガネな女の子のことでして、変な行動をする他の店員とは違い、
普通っぽい感じの女の子です。 とはいえ、この作品に登場してくるだけあって彼女も独特な
特徴を持っております(笑)。 そんな『先生』の特徴は、漫画家志望(プロを目指してる)という
ことでして、自分の同人サークルで同人誌などを発表しているようです。 ちなみに、彼女の
ペンネームは『ジョナ太郎』という名前で、サークル名は『そばカレー』です(主人公・『海雄』は
アルバイトを始める前からその『ジョナ太郎』のファンであるようです)。
そんな『先生』を中心としたイベントが起こったのが55ページからでして、
『先生』がいかにも寝不足な感じで出勤してくるところから始まります。 話を聞いてみると、
大型イベントに参加するための同人誌の締め切りが近いらしく、あまり寝ていないようです。
そんな状況の中、主人公・『海雄』が書いたPOP(書店員が書いている販売促進の広告)に
『先生』が気づきます。 『先生』はそのPOPを見た瞬間に、「アシスタントを見つけた!」という
感じに目を輝かせ、主人公にアシスタントを頼むこととなります。 主人公としては、バイト先の
先輩からの頼みですし、何よりも大好きな同人作家さんの頼みなので、快く引き受けることと
なります。
仕事場についた主人公たちは、早速、原稿に向かうこととなります。
そして、主人公は、真面目に原稿に向かう『先生』をみて、「本当にプロを目指しているんだ」と
その真剣さに驚くこととなります。 しかし・・・・
すぐに、限界を向かえヘタレる『先生』が描かれまして(笑)、主人公は色々な意味でがっかり
することとなりました(笑)。 まあ、締め切りが明日で、あまり寝てない状態なので、ヘタレるのは
しょうがないところでありますし、何よりも、ギャップというか『先生』が可愛いの個人的には
非常に面白かったです(笑)。
その後は、その同人誌の販売イベントなどが描かれまして(特別読み切り版もある)、
さらに『先生』の魅力アップイベントが描かれたのが良かったですね。 このような話が描かれると、
次巻でも『先生』関連のイベントを期待したくなりますね。 次巻も楽しみです。
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【総評】
コミック専門店の変な人々を描く作品です。
リアル路線の話ではなく、あくまでコメディー漫画でして、なかなか面白く仕上がっています。
可愛らしい絵柄やテーマが気に入った方ならば、結構楽しめるのではないかなと思います。
点数的には
85点
です。
では、ここまで。