『がらくたストリート 2巻 (山田穣)』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『がらくたストリート 2巻 (山田穣)』

 

4344822455 がらくたストリート 2 (バーズコミックス)
山田 穣
幻冬舎コミックス 2011-06-24

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻

 

 

【あらすじ】

今日も今日とて、愉快な面々が不思議な魅力満載の町、芦屋市を舞台に思いっきり楽しみまくる、超実験的ジュブナイル!!!!

 

 

田舎を舞台としたジュブナイル系コメディマンガ。

 

主人公・『御名方リント』は素直で明朗快活な小学生5年生。

日々、友人たちと不思議な雰囲気を持つ『芦原市』で思いっきり遊びまくる。

 

という感じの作品でして、田舎町に住んでいる子供達が遊びまくる様子を中心に、

主人公・『御名方リント』の家族(特に兄と姉)にもスポットを当てているコメディマンガです。

 

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ここからは、2巻の感想。

2巻では、大人チーム・中学生チーム・小学生チーム全員で海に遊びに行く話が描かれたり、

大人チームによる草野球の話が描かれたり、小学生チーム・中学生チームによるオトメ祭りの

様子が描かれたり、小学生チームの将来の夢に関するイベントが描かれたり、山での自転車の

競争が描かれたりと、いろんな話が収録されております。
 
まんが栄養素-がらくたストリート 2巻
 
そんな2巻で個人的に一番興味深かったのは、『御名方リント』の路地裏の冒険ですね。

この話は、主人公・『御名方リント』の“路地裏探検”という趣味を描いていく話でして、
途中、幼馴染の『ナルミ』を仲間に入れて、様々な路地裏に入っていくこととなりました。

 
まんが栄養素-がらくたストリート 2巻

 
まんが栄養素-がらくたストリート 2巻
 

このイベントを通して、主人公・『御名方リント』の好奇心旺盛な性格が上手く描かれつつも、

普通に暮らしていては絶対に見ることのできない路地裏の風景などが描かれていきます。

『ナルミ』も最初こそ路地裏に入っていくことに躊躇していましたが、主人公・『御名方リント』の

押しの強さに負け一緒に路地裏に入っていくことになりまして、徐々に路地裏に興味を

持つようになっていきます。
 
まんが栄養素-がらくたストリート 2巻
 

そして、路地裏の先にあったのは、今は使われていない線路でした。

近所のお爺さんの話では、この線路は港の方へ向かう貨物列車専用路線であったようで、

20年くらいまえに廃線となってしまったようです。 主人公・『御名方リント』はこの線路を見て、

すぐに「これ港まで続いてるっていってたよね、今度たどってみようか」と提案しているので、

恐らく、次巻以降、この廃線をたどっていく様子が描かれるのかもしれませんね。
  
個人的に、こういう田舎のジュブナイル的な話は大好物でして、この先にどのような風景が

広がっているのかを考えるだけでわくわくします。 また、この話では、『リント』と『ナルミ』の

ラブコメ話も描かれておりまして(最後に邪魔が入ったけど)、この2人の関係がこれから

どのように進展していくのかも非常に気になるところです。

 
もし、次巻があるならば、この話の続きと、『リント』と『ナルミ』のラブコメ話の続きを

期待したいですね。 次巻も楽しみです。

 

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【総評】

約2年ぶりの新刊です。

2巻では上記で取り上げた話以外にも、1巻でバラバラに活躍していた大人チーム・中学生チーム・

小学生チームの3チームが合流し一緒に行動するイベントが描かれておりまして、ますます面白く

なってきました。 個人的に気になる部分は、中学生チームによる文化祭イベントが描かれる伏線が

張られている点でして、次巻では中学生チームにスポットが当てられる話が描かれると思われます。

個人的に、ラブコメ要素のある中学生チームのイベントは大好きでして、非常に気になります。

次巻の発売が何年後になるのか判りませんが、非常に楽しみです。

 

点数的には

95点

です。

  

 

では、ここまで。

 

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