【マンガ感想】
『ロボ娘のアーキテクチャ 1巻 (山東ユカ)』
ロボ娘のアーキテクチャ ① (バンブーコミックス)
山東 ユカ 竹書房 2011-03-26 by G-Tools |
【あらすじ】
見た目キュートな女の子・クォークはなんと開発費9億のロボット!!商品化ちょっと失敗中♪
姉が開発した女の子型ロボットが活躍する4コママンガです。
『江草なゆた』には年の離れた自慢の姉・『江草伊知子』がいる。
その『江草伊知子』が、ある日、勤めていたおもちゃ会社を辞めて実家に帰ってくる。
しかも、見知らぬ女の子を連れて・・・・。
という感じで始まる作品でして、姉・『江草伊知子』が、自分で開発した『クォーク』という
女の子型のロボットを連れて実家へ帰ってきたことで、妹の『江草なゆた』が色々と
変なことに巻き込まれていくというコメディー4コマ漫画です。
(↑姉・『江草伊知子』が連れてきたのは、開発費9億円の『クォーク』)
主な展開としては、姉・『江草伊知子』が連れてきた開発費9億円の『クォーク』という女の子型の
ロボットが色々と巻き起こすイベントに、妹・『江草なゆた』が巻き込まれていくという展開が
描かれていきます(もちろん、姉・『江草伊知子』も色々と迷惑なイベントを巻き起こす)。
そんな作品の最大の特徴が、『クォーク』というロボット娘ですね。
『クォーク』は、姉・『江草伊知子』がおもちゃ会社に勤めていた時に作り上げたロボットでして、
開発費が9億円ということで、人間のように喋り・動くことができる超高性能お手伝いロボットです。
ただし、あくまで、ロボットなので、プログラミングされていない行動を行うことはできないですし、
もちろん、自分で考えて行動することはできないようです。
また、お手伝いロボットなのに、実際に出来ることといえば、カップ麺にお湯を入れるくらいでして、
ある意味で、役立たずなロボットだったりします(まあ、可愛いので全然OKなのですが・・・)。
で、そんな作品の面白いポイントしては、もちろん『クォーク』のロボットらしい勘違いでして、
人間では考えられないことを勘違いしていく描写はこの作品らしく非常に面白いと思いました。
また、姉・『江草伊知子』による作為的なプログラミングにより的確な言葉(?)を喋る描写も
非常に面白く、声を出して笑ってしまいそうなイベントがいくつかありました。
もし、次巻があるならば、姉・『江草伊知子』による作為的なプログラミングを次々と披露して
ほしいですね。 ロボットの『クォーク』だからこそ、光ってくるイベントだと思うので・・・。
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【総評】
山東ユカ先生の最新作ですね。
この作者の作品の中では、比較的読みやすい部類の作品であると思われまして、
なかなか面白く仕上がっております。 これから展開次第では、もっともっと面白くなりそうな
設定な作品であると思うので、次巻も期待して待ちたいですね。
点数的には
84点
です。
では、ここまで。