【マンガ感想】
『店長の憂鬱 2巻 (碓井尻尾)』
店長の憂鬱 ② (バンブーコミックス)
碓井 尻尾 竹書房 2010-08-27 by G-Tools |
過去記事はこちら → 1巻
【あらすじ】
回転寿司屋の雇われ店長スズキ。個性的すぎる上司&部下に振り回されっぱなし!旨い、早い、安い、面白い。4拍子揃った回転寿司屋4コマ!ネタパワーアップ鮮度バツグンの第2巻!社長始め本部の面々も登場してさらにがんじがらめに!?
寿司のチェーン店の雇われ店長を主役とした4コママンガです。
とある回転寿司のチェーン店の雇われ店長をしている主人公・『スズキ』。
店長として、朝から夜中まで魚を仕込み、寿司を握り、売り上げ計算、シフト作り、発注、部下の教育、
突っ込み、ノリ突っ込みと、一週間に3回ほどは店に泊り込むほどの忙しい毎日を送っている。
個性的な店員や個性的なお客に振り回されている、彼の憂鬱な日々を描く4コマコメディー。
という感じの作品でして、寿司のチェーン店の店長・『スズキ』の中間管理職としての日々を描きつつも、
眼鏡の真面目店員・『エビハラ』、超絶楽天家でヒロイン・『アユカワ』、無口な板前・『鮫島』など、
個性的な店員達とのやり取りを面白おかしく描いている4コマコメディー作品です。
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ここからは、2巻の感想。
2巻では、1巻と同様に主人公・『スズキ』が個性的な店員達や個性的なお客達から色々と
弄られる話が描かれつつも、“株式会社大海原寿司”の社長が登場したり、従業員の『アユカワ』の
妹が登場したり、『アオヤギ君』の素晴らしい暴走が描かれたりと多くの話が収録されております。
そんな2巻のメインとなるのは、やはり“株式会社大海原寿司”の社長の登場ですね。
“株式会社大海原寿司”の社長とは、この作品の舞台となっている寿司屋チェーンを経営している
人物でして(2代目)、1巻の時点では、電話のみで登場して主人公・『スズキ』に対して様々な
嫌がらせをしていました(笑)。 ちなみに、その嫌がらせとは、週末でもないのに大量の魚を仕入れて
『スズキ』に大量の仕込み作業をやらせたり、正月から働いている『スズキ』に外国から電話したり、
見分けがつきにくい魚を送り『スズキ』にクイズを出したり(間違えたらボーナスが減るらしい)などでして、
ほとんどが「子供かよ!!」と思ってしまうような嫌がらせばっかりだったりします(笑)。
そんな困った性格の社長が登場したのが2巻です。
・・・・まあなんというか、想像通り・・・、いや想像以上に凄まじい容姿のキャラクターでした(笑)。
(↑従業員からチャラ男と呼ばれている“株式会社大海原寿司”の社長がついに登場)
30代前後の社長なのに「ホストかよ!」と思ってしまうほどの容姿なため、従業員からは“チャラ男”と
呼ばれているようです(笑)。 というか、「こんなのが社長でよく経営していけるものだな~」と思ったのは
私だけではないはず(笑)。 いや、まあ、登場する前から、大体想像はついていましたけど・・・。
個人的に、この社長関連の話で面白かったのは、やはり『社長』と『アユカワ』が組んで『スズキ』を
困らすというイベントですね。 『アユカワ』だけでも強烈な個性を持っているのに、その『アユカワ』と
同じ位の強烈な個性を持っている『社長』がタッグを組んで『スズキ』を困らす様子は、まさしく
“店長の憂鬱”という感じでして、何度何度読んでも笑ってしまいます(笑)。
もし、次巻があるならば、この2人のタッグをもっともっと増やして欲しいですね。
まあ、そうなってしまうと、『スズキ』が倒れてしまうかもしれませんけどね(笑)。
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【総評】
о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。
1巻も面白かったですが、2巻はそれ以上に面白くなっております。
ちなみに、2巻の描き下ろしには、『アユカワ』のバイト面接の様子が描かれておりまして、
何故、『スズキ』が『アユカワ』を採用してしまったのかが面白おかしく描かれております。
いや~、ホント、面白いですよ。 4コマファンならば、ぜひともチェックしてくださいませ。
点数的には
96点
です。
では、ここまで。