『百姓貴族 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『百姓貴族 1巻 (荒川弘)』

 

4403670857 百姓貴族 (ウィングス・コミックス・デラックス) (WINGS COMICS)
新書館 2009-12-11

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

「水かなければ牛乳を飲めばいいのに」。 マンガ家になる前は、北海道で七年間農業に従事していた荒川弘。牛を飼い、野菜を作り、クマにおびえ、エゾシマリスに翻弄されるーー。朝から晩まで年中無休で働く、タフでハードな仕事。でも読めばわかります。お百姓さんは、かっこいいのです!! あの『鋼の錬金術師』の作者がおくる、血と汗と笑いの知られざる農家エッセイ・コミック!!

 

 

『鋼の錬金術師』で有名な『荒川弘先生』のコミックエッセイ。

 

現在わが国の食料自給率はわずか40%!!自国内で国民の腹を満たすことのできないこの国に

未来はあるのか!? いや無い!! そんな日本の食糧倉庫北海道で人々を飢えから救うべく

日々泥にまみれて働いていたマンガ書きがいた!! その名は農民・荒川!!!

 

というような少年誌的なテンションで始まる北海道の農家をテーマとしたコミックエッセイ。
解説によれば、作者である『荒川弘先生』は、北海道開拓農民の血筋らしく、漫画家になる前の

7年間を北海道で農業に従事していたという経験を持っているそうです(実家は酪農と畑作)。

 

そんな『荒川弘先生』が子供の頃から従事してきた農業系の経験をコミックエッセイとして

描かれたのがこの『百姓貴族』という作品でして、笑いあり・涙あり・厳しい現実ありと、

なかなか面白い内容に仕上がっています。

 

個人的に、面白かったのが作者の農業高校の頃の経験談でして、

農業高校が“どのような授業が行われ、どのようなスケジュールで授業が行われているのか”などを

面白おかしく描きつつも、農業高校独特の過密スケジュールの辛さが描かれております。
 
まんが栄養素-百姓貴族
 
その中で、特に、上記のような農業高校ならではイベントや、115ページから描かれる農業高校の

学生の1週間の過密スケジュールのイベントなどは、普段、農業とは関係のない仕事をしているためか、

非常に興味深く読むことが出来ました(まあ、あまり経験はしたくないですけど・・・)。

 
いや~、面白かったですよ。

 

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【総評】

о(ж>▽<)y ☆ 面白いです。

『荒川弘先生』の最新作ということで、どのような内容なのかすら調べずに作者買いしたわけですが、

これが大当たり。 基本的に、ギャグメインですし、この作者のことを知らなくても楽しめる内容なので、

農業系のコミックエッセイに興味があるならば、ぜひともお薦めしたいですね。

 

点数的には

92点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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