【マンガ感想】
『ルリアーにゃ!! 1巻 (いちい達成)』
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ルリアーにゃ!! 1 (1) (シリウスコミックス)
いちい 達成 講談社 2009-03 by G-Tools |
【あらすじ】
ニッポンのオタク文化を鋭くえぐらず、楽しく暮らす!!オタクな人もオタクでない人も、カモナ ジョイナス☆
憧れのクール・ジャパンにやってきた留学生ルリアとクラスメイトたちのオタ・グルーヴィー学園4コマ!!
4コママンガです。
一般的な女の子・『桑折真希』の家に留学生としてやってきた『ルリア・スティンガー』。
彼女は、好きな言葉が『ワビ・サビ・モエ(笑)』という極度の日本好きなオタクな女の子で、
オタク知識の無いクラスメートの『桑折真希』や『勅使河原由理』をからかいながら巻き込んでいく・・・。
という感じの作品でして、オタクな女の子・『ルリア』が自らのオタク知識を使って周りの人々に対して、
様々な迷惑をかけていくというドタバタコメディーな4コママンガです。
主な展開としては、『ルリア』がオタク知識を使って『桑折真希』や『勅使河原由理』をからかう話から、
ある意味、裏主人公である32歳のクラス担任・『川谷綾香先生』の自虐的なコスプレエピソード、
そして、『桑折真希』の同級生・『春瀬敦彦』の報われない片思いエピソードなどが描かれております。
その中でも、やはりこの作品の注目点は、クラス担任の『川谷綾香先生』ですね。
この『川谷綾香先生』は、“32歳”・“独身”・“彼氏無し”・“趣味がコスプレ”という非常に濃い設定の
キャラクターでして、学校であろうが何処であろうが常にコスプレをするという危険人物です(笑)。
そういう濃い設定のキャラクターだけあって、先生でありながら常にボケ役として活躍しておりまして、
“32歳であるがゆえに痛すぎる”という描写はこの作品の最大の見せ場であると思います(^^ゞ。
特に、“32歳ながらもコスプレをしている”ことを、『ルリア』に冷たくあしらわれるシーンや、
『アニ君』に色々とちょっかいを出したり・甘えたりするシーンなどは、後半のギャグパターンの一つと
なっておりまして、ある意味で主人公たちよりも美味しいポジションをキープしております(笑)。
個人的には、ぜひとも『アニ君』とのラブイベントを描いてもらい、幸せになっていただきたいです。
まあ、ギャグマンガなので、そういうイベントは絶対に描かれないとは思いますけど(笑)。
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【総評】
オタクな人々によるハイテンションドタバタコメディーマンガです。
他の作品のパロディ要素などで笑わす作品ではなく、オタクな人々による純粋なギャグマンガなので
“オタク系漫画”が嫌いでないのであれば、それなりに楽しめる作品に仕上がっていると思います。
まあ、内容が内容なので、あまり万人に受けるような作品では無いと思いますが、
話・キャラクター共に面白く仕上がっているので、こういう系統の作品が好きであるならば、
値段分の価値は充分あると思います。
点数的には、
80点
です。
では、ここまで。