【マンガ感想】
『流出者-ナガレモノ- （鈴木みそ）』
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流出者 -ナガレモノ- (BEAM COMIX) (BEAM COMIX)
 鈴木 みそ エンターブレイン 2008-02-25 by G-Tools |
【あらすじ】
鈴木みその軌跡を1冊に凝縮!
ルポ、ゲーム体験記、エッセイ、時事ネタ、ファンタジー……多岐に渡るマンガを描き泳いできた機才の、単行本未収録作品が1冊にまとまりました！ 著者本人による全作品解説[流出者余話]もタップリ収録！
◎収録内容
車、携帯電話など新商品発表会の様子をレポートした「おひろめ」／日本プロ野球界を題材にした風刺マンガ「お笑いプロ野球」／未来はどこまで来ているのか”をテーマに徹底取材「ボクたちのみた未来」／パソコンにまつわる喜怒哀楽を綴ったエッセイマンガ「デジタルなみぞ」……and more!!!!!!!!!!!
鈴木みそ先生によるルポマンガ。
みそ先生のかつての代表作・『オールナイトライブ』や『おとなのしくみ』な感じの
いくつかのルポマンガを一冊に纏め上げた作品です。
初出一覧を見てみると、一番古い作品で２０００年９月、一番新しい作品で２００８年１月。
８年間という時間と、作品ごとに出版社が違うこともあり、内容はバラバラです。
ルポ、ゲーム、エッセイ、時事、ファンタジー・・・この作者の守備範囲の広さを思い知った感じです（笑）。
ファミ通に連載されていた『オールナイトライブ』や『おとなのしくみ』などが好きだった人ならば、
絶対に楽しめるかと思いますし、久しぶりにみそ先生の過去作品が読みたくなってきます。
とはいえ、
『情報』を扱っている話が多いため、今読むと、どうしても古臭さを感じてしまう話が多いですし、
青年誌系単行本サイズということで絵柄・文字共に小さく非常に読みにくいです(^^；。
（さらに黒色印刷ではなく、特色印刷のため読んでいると非常に眼が疲れます）
オールカラーは無理としても、『おとなのしくみ』サイズの大きさで出して欲しかったというのが本音。
まあ、青年誌系単行本サイズだからこそ、これだけ多くの作品が収録されているにも拘らず、
安価（６２０円＋税）で、手に入るのだと思うので、プラスマイナスゼロという感じででしょうか。
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【総評】
元々がゲーム系のルポマンガを書かれていた方なので、少しマニアックな作品が多いですが、
トップに掲載されている新作発表会場をルポする『おひろめ』というマンガは、
ネタの幅広さからも誰もが楽しめる作品に仕上がっていると思います。
全体的に、凄まじいほどのボリューム感で、値段以上の価値があると思いますが、
上記の青字で書いた『情報が古く文字の小さい』部分など好き嫌いが判れる部分かもしれませんね。
点数的には
８５点
です。
では、ここまで。