特捜・短編小説【Storm of the kiss】#2(天王寺) | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。






#1はこちら → 





浅野さんの彼女=華さんとなってます。




設定無視、

キャラ崩壊あり。


それでもよろしければどうぞ。

















「遅くなりましたーっ!」


「華ちゃん、浅野さん」


「なんや、もう終わるから来んでも良かったのに」

駆け寄ってきた女性を見て、私は思わず目を丸くした。


「いや、襲われたのが女性って聞いて…、…ゆう?」


「嘘…。華?」


「…知り合い?」

後ろから来た男性が華に声をかける。


「はい!大学のときの同級生で同じ階のトレーニングセンターで、
ゆうは合気道を、私は柔道を毎日練習してましたから!」


「華、刑事さんになったんだ!しかも警視庁??」


「うん、まぁ色々とあって」


「うわ~、凄いね!」

男性陣の存在も忘れそうになるくらい華との再会が嬉しくて、テンションがあがってしまう私。


「…よし!飲みに行くで」


「「へ?」」

天王寺さんの声に目を丸くする私たち。


「もう犯人は逮捕されたし、今は俺らも仕事立て込んでないやろ?こういう機会は逃したらあかん。
華、モンステの場所教えて、そこで待ってもらっとき。俺らも急いで行くから」


「え…。天王寺さんも来るんですか?」


「当たり前やろ、瑛希も修介も行くで?」


「僕も?でも豊さん、女の子二人で思い出話とか…」


「アホか!過去もいいけどな、大事なのは未来や!出会いは大事にせなあかん。おし、瑛希、行くで」

ニカっという笑顔を向けて共に大股で駐車場へと向かっていく。

『しょうがないなぁ』という表情を浮かべた八千草さんが、私に向けてニコリと笑いその後を追う。



「強引だなぁ。ゆう、大丈夫だった?明日仕事とか…」


「明日は土曜で仕事も休みだから大丈夫だけど。。。天王寺さん、だっけ?何か強引だね?」


「まぁ、多少強引で熱血漢なとこはあるよね。でもそこが信頼されてる要因の一つでもあるんだよ」


「へぇ…」

華の言葉を聞きながら、天王寺さんの背中に視線を送る。


「犯人に説教とか、かっこいいよ。憧れる」


「そうなんだ。もしかして華のカレシとか?」


「…っ。私のカレシは別の人」

からかうように華の顔を覗き込めば、言葉を詰まらせながらぼそっと呟いた声に反応する。


「え!今一緒にいた八千草さんとか?」


「違う、俺」

私が声をあげれば、華の少し後ろに立っていた浅野さんが一言少し強めに言葉を投げてきた。


「え!!?あ、すみませんでした!」

まさかカレシとは思ってなくて慌てて浅野さんに頭を下げる。


そして華の顔を見れば…。


「…華、顔赤くなってる。」


「…カレシの浅野さんです…」


「何、照れてるの?」

後ろから表情を覗き込むように浅野さんが華に近づく。

華は恥ずかしそうに赤らめた顔を逸らした。


「へぇ~、じゃあ馴れ初めもこの後聞いちゃおうかな」


「あー、一応皆には黙ってるんだ」

照れる華が可愛くてからかうように言葉をかければ、眉尻をさげて、申し訳なさそうに言葉を零した。


「そっか、色々あるんだね」


「ん。じゃあ、モンステっていう私たちがよく行くお店の場所教えるね」

華から場所を教えてもらい、別れた私はそのモンステへと向かった。







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ぃや。。。警察車両に送ってもらうのはいかがかと思い、別行動ですw








みふゆ