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第1話はこちらから→★
キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。
それでも宜しい方はどうぞ。
「…山崎さん…ごめんなさい。…傍に…傍にいて頂けませんか?」
山崎は少し驚いた顔をするも、すぐさまかなめに微笑んだ。
「構わない。」
「…横になっても眠れそうにないです…」
「…だろうね」
山崎はかなめの隣に座る。
「すみません。山崎さん、お疲れなのに…」
「気にしないでくれ。夜通しの任務も慣れている。
それに明日は久しぶりの非番なんだ」
「非番なんですか?じゃあ、ゆっくりできますね」
山崎の言葉にかなめの表情が柔らかくなり、口元に笑みが戻る。
「ああ、また町に買出しに行こう」
「はい。」
かなめは微笑んだ。
「…夜はまだ明けませんね。」
「そうだな」
二人は障子の向こうを見やる。
「…良かったら、山崎さんお話聞かせてもらえませんか?」
「どんな話がいい?」
「山崎さんの子供の頃の話とか、新撰組に入ったときの話…あ!松本先生に会ったときの話とか」
「わかった。じゃあ、かなめくんの話も聞かせてくれるかい?」
「はい、私で良ければ」
二人はお互いの話を時に真剣に聞き、時に笑いながら夜を過ごしていった。
長い時間、二人で話し、ふと障子を見やる。
「あ、空が白んできましたね」
「明けてきたころかな。明かりを一度消してみようか」
「はい」
暗くなる室内。
障子からは朝方のぼんやりとした青白い光がうつる。
「まだ陽は出ていないね」
山崎がかなめの隣に座りなおす。
薄暗い中、二人の目が会う。
そこには先程の灯りに写されていた二人はいない。
うっすらと蒼白く浮かび上がる自分達の姿に胸が少し締め付けられる。
互いの目を離すことが出来ない。
「灯りを…つけようか」
「ぃえ…。大丈夫だと思います…」
暫くの沈黙の後。
ミシッ。
床が軋む音が聞こえた。
「きゃっ!」
咄嗟に羅刹を思い出してしまったかなめは目を閉じ、身を小さくした。
「大丈夫。」
ふわりと山崎がかなめを抱きしめた。
「床が軋んだだけだ」
かなめの耳元で囁く。
恐る恐る顔を上げるかなめ。
直ぐ近くに山崎の顔があった。
互いの目に吸い込まれそうな感覚。
山崎はかなめの唇に自分の唇を重ねた。
「…っ!すまないっ!」
山崎は大きく目を開き、左手を自身の額にあて少し顔を反らした。
「へ…あの…っ!」
かなめはその行為をやっと認識して頬を染め俯く。
小さく息を吐いて、山崎はかなめの両手を取り、かなめの膝の上に繋いだ手を置く。
互いに互いを見つめる。
「…君が…好きだ」
山崎が口を開く。
「え…」
「…君に対してこんな感情を抱くことは…悪いことだとはわかっている。
松本先生から預かった大事な身なのに…
だが、君からどうしても目を逸らすことができないんだ…すまない…」
「謝らないでください…」
かなめは小さく深呼吸をする。
「…山崎さんのお気持ち…嬉しいです」
山崎の目を見つめながら、丁寧に心からの言葉を探して紡いでいく。
「正直、ここに来た時は不安だらけでした…。でも山崎さんがいてくださったお陰で
きちんとここまで勤めることが出来ました…。感謝の気持ちでいっぱいです。」
かなめは恥ずかしそうに微笑んだ。
「お仕事を補佐させていただいて…。日が経つにつれて、胸が締め付けられるというか…。
その…私も山崎さんをお慕いしているんだと…思います」
「ありがとう…」
山崎は強くかなめを抱きしめた。
「その…君が欲しい…いいか?」
かなめの耳元でそっと囁いた。
「…私で良ければ」
「…君じゃなきゃ…駄目なんだ」
少し照れたように微笑み、
山崎の唇がかなめの口に軽く触れた。
「すまない…もう…止められそうにない…」
少し困ったようなそれでいて、はにかんだような笑顔にかなめの胸は掴まれた。
『この笑顔を自分だけのものにしたい』と思った。
長い長い口付け。
互いを確かめ合うように、
互いの想いを添えるように
甘くとろけるような口付けに溺れていく。
「情けないが…君が欲しすぎて…優しく出来る自信がない…それでもいいか?」
「はい…」
長い夜が明け、朝の光に二人の身体は解けていく。
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おめでとーーーーーーっ!!!
ザッキ、おめでとーーーーーーっ!!!!!
って、なげーわっ!!wwwww
どーなんだ、どーなんだ。
皆さんの期待には応えれたんでしょうか?(-.-;)ムムム
かなめちゃん、初めてなんだからせめて優しくしてあげようね?
あ、でもきっとザッキは優しいよ。ふふ( 〃▽〃)
皆様、大変お待たせいたしました。(にっこり)
次からザッキ、生まれ変わりますww
みふゆ