薄桜鬼・妄想小説【空が鳴っている】第10話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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第1話はこちらから→






キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。


それでも宜しい方はどうぞ。












『…山崎…さん…。助けて…』


沖田の舌がかなめの耳元から鎖骨へと這いながら降りていく。


「止め…て」


「懇願しても無理だよ」

口角をあげる沖田。


しゅるしゅると帯を弛めていく。

沖田がかなめの胸襟をもっと開けようと両手を掛けた時、

音もなく襖は開けられた。



「何をしているんですか」


その姿を見た途端、かなめの目からは涙が溢れていた。


「また君?…見てわからないの?邪魔しないでくれるかな、山崎君」

ため息まじりに声を出す沖田。


「かなめくんは松本先生から預かっている大切な方。
そのような行為は迷惑です」

鋭く沖田を睨みつける目。


「…はいはい。」

沖田は大きな溜め息をつき、部屋を出ていく。

かなめを一度も見やることはなかった。




「かなめくん、起き上がれるか?」

「はい…」

まだ涙は止まらない。

ゆっくりと上半身を起こす。

少しばかりはだけて乱れていた胸襟に手を置く。



「帰ろう。土方さんには俺から伝えておく」

「はい…」


「着替えれるかい?」

「はい…」





二人で島原を出て、屯所に向かって歩き出す。

千鳥足まではいかないものの、かなめの歩みは遅いものだった。


「その歩き方じゃあ、いつ屯所に戻れるかわからない。
俺の背中におぶさってくれ」

「いえ、そんな…」

「いいから」


かなめは山崎の背中に身を預けた。

思ってたよりも広い背中にかなめは鼓動が高鳴るのを覚えた。


「ご迷惑かけてすみません。…ありがとうございます」

「気にしないでくれ。… …君は大事な人だから」

「え…?」


「…気にするな」



屯所に着き、かなめを布団に寝かせる山崎。


「何から何まですみません…」

「構わない」

横たわるかなめの横に座る山崎。


「あの…さっきはありがとうございました」

「そう何度も言わなくていい」


「その…私どうしたらいいかわからなくて…」

かなめは左腕で目元を隠しながら呟いていく。


「あの時…山崎さんを呼んだら…来て頂けました…」

山崎は驚いてかなめの顔を凝視した。


「あの…私…明日から…どんな顔して…
沖田さんに会えば…いいんでしょうか…」


「え…?ああ… …普通にしてればいいんじゃないかな」


「そう…ですか…」

次に聞こえてきたのはかなめの小さな寝息だった。


山崎は溜め息と共に全身から力が抜けるのを感じた。


山崎はかなめの左腕を布団に入れてあげようとその手を取る。

隠れていた寝顔に自身の鼓動が速まるのを感じた。


「あと一ヶ月…か。」

山崎は呟いた。








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まず一言。


読んで下さってる皆さん、
何だか焦らしたみたいですみませんでしたm(__)m


はい、意外とあっさり?ザッキ来ましたぁww

かっこよく登場は無理でしたねm(__)m

もっと乱れてさせても良かったんですけどねぇ…←



総司さん、邪魔してごめんなさいね。


てか、私が一番悶々しとるわっ!←





この本編ではザッキは止めるのがお仕事なので許してやって下さい←






そしてザッキ。



そこで何故ちゅーもしないんだ、キミ←書いてる人。








みふゆ