薄桜鬼・妄想小説【花吹雪】第18話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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かなりのお目汚しです。

それでも宜しい方はどうぞ。















またしばらく床に臥せっていた沖田。


「…美桜に会いたいな」

独り、部屋で呟く。



夫婦になり別宅を持つことも可能だったが、

沖田自身が屯所を離れることを嫌い、

美桜もそれを了承していた。


「心は共に在る」ことを実感はしていた。


それでも会いたいものは会いたくなる。







満月。


静かな夜だったはずなのに、突風が吹いた。


「…美桜?」


沖田は刀を持ち、屯所を飛び出した。







「副長。失礼します」


部屋には斎藤も居合わせていた。


「何だ、山崎」


「先ほど沖田さんが屯所を出て行かれました」


「何?あの馬鹿…。斎藤、山崎。総司を追ってくれ」




夜道が次第に暗くなる。


斎藤は横目で月を見る。

満月だったはずの月が大きな黒い雲に覆われていった。


途中、よろめきながらも走る沖田に二人は追い付く。


美桜のいる家は目の前だった。


「総司、どうしたのだ?」

走りながら沖田に問う斎藤。



「…嫌な予感がする…んだ」








少し前。


美桜は自室で寝床に入る準備をしていた。


沖田に貰った櫛を大事そうに手に取り見つめていた。



ふと、振り返り襖を見る。


『何か…いる?』




スパン!と襖が開かれると、そこには風間がいた。










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みふゆ