薄桜鬼・妄想小説【花吹雪】第10話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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第1話はこちらから→


かなりのお目汚しです。

それでも宜しい方はどうぞ。















屯所に着き、平助とは別れ、

まずは土方の部屋へと千鶴に案内してもらう。




「おい、平助。お前どこ行ってたんだ?」

原田が永倉と一緒に歩いてくる。


「千鶴と美桜さんを迎えに行ってた」


「んあ?あの噂の美桜さんか?!」

永倉のテンションがあがる。


「今、土方さんとこに挨拶に行ってるよ」


「おーっし、後で覗きに行こう」

自身の拳を合わせ、気合を入れる永倉。



「…平助、どーしたんだよ。顔が赤いぜ?」

原田が平助を覗き込む。


「うるさいよ!その…美桜さん屯所だからって男装なんだけど…やっぱ綺麗なんだよ…」


「で、今思い出して顔が赤くなってたのか!」


「お前もまだまだ子供だなー」

にやにや笑う原田と永倉。


「そんなこと言うなら美桜さん見に行けばいいだろ?」

顔を赤くしながら平助は反論する。


「言われなくても行くさ。

平助、お前は行かないのか?」


「…行く」

少し膨れた平助は原田と永倉の後に続く。









「土方さん、千鶴です。美桜さんをお連れしました」


「おう、入れ」


「失礼します」


「失礼します」

千鶴に続いて美桜も部屋に入る。



「初めまして。宮島美桜と申します。

今回のご好意大変嬉しく思います。ありがとうございました」


手をつき、ゆっくりと頭を下げる。



「君が噂の美桜さんか。…なるほど、総司も惚れるって訳だ。

わざわざ男装して貰ってすまなかった。だが…男装の意味がねぇな」

土方がにやりと笑う。


「そんな…」

と顔を赤らめ俯く。




廊下から「トシ、いいか」と声がした。


入ってきたのは近藤だった。



「おぉ、すまん。客人がいたとは…」


「ぃや、近藤さん丁度いい。この人は総司の…」


「もしや美桜くんかい?総司から聞いているよ。

いつも総司に良くして貰ってありがとう。礼を言う」


「ぃえ、私は何も…」


「ぃや~、これほどの美人だとは思わなかった。総司が惚れるのも納得だな。

これからも総司を見てやってくれ。宜しく頼む」


「いえ!こちらこそ宜しくお願いします」

手をつき、深く頭を下げる。


「美桜さん。悪いが近藤さんと俺は詰めなきゃいけない話がある。

帰りの顔出しは無用だ。短い時間で申し訳ないが、総司に会ってやってくれ。

千鶴、案内を頼む」


「はい。では失礼します」


「今回のお心遣い本当にありがとうございました。失礼します」


千鶴と美桜は沖田の部屋に赴く。







物陰から声がする。


「うぉ~、ほんと別嬪さんだなぁ!」

感嘆の声を上げる永倉。


「だろ~?」


「ありゃ島原に行けば遊女でも間違いないぞ」

原田も感心している。




「お前たち、こんなところで何をしている?

覗き見とは趣味が悪いぞ」


「お~、斎藤丁度いいところに来た!噂の美桜さんが来てるんだぜ~」

永倉が斉藤の肩をバシッと叩く。


「別に興味は…」


「まあ、あれを見てみろって」

原田が指差す方を見やる。


「…麗人…だな」


「だろう?さぁーて、もっと近くで拝んでくるか」

永倉が張り切って歩き出す。


「お前たち、無粋だぞ。総司の客人であろう?」


「じゃあ、斎藤は他行けよ」

原田が手をひらひらさせながら歩いていく。


「待て、俺も行く。お前たちが何をするかわからんからな」


「とか言って一くんも気になるんだろ?」


頭の後ろで腕を組みながら歩く平助と並んで歩く斉藤がいた。









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





はい、第10話でした。


今回もお目汚し失礼しましたm(__)m


10話まで来ましたね~。

ここまで読んでくださった皆さん、

本当にありがとうございます!m(__)m





もう、会話だけでいいやん。。って思いました、この回ww

だって、勝手にしゃべるだけしゃべるから解説?入れるのがめんどくさくて。。ww


きっと薄桜鬼好きな人なら、会話だけでこの方々は脳内で動くはずwww



近藤さんはね、絶対美桜ちゃんと会わせてあげたかったんです。

この話の沖田さんには二人とも大事な人だから。

土方さんも出てきましたね。



この話の総司さん。


近藤さんには美桜さんのことは話したものの、

皆にベラベラ美桜のことを話したわけでなく。


皆、平助の話だったり、

土方さんは山崎さんからの報告で美桜を知ってるわけですね。










みふゆ