設定についてはこちらをご覧下さい→★
第1話はこちらから→★
かなりのお目汚しです。
それでも宜しい方はどうぞ。
このところ体調が思わしくない沖田。
屯所内にいることが多くなってしまった。
新選組の為に、近藤の為に剣を振るえないことも悔しいが
美桜に会えないことも心苦しかった。
「沖田さん、お薬とお茶をお持ちしました」
廊下から千鶴の声がする。
「ありがとう。入って」
「何か読まれていたんですか?」
千鶴からお茶を受けとる。
「うん、美桜からの文だよ」
「…しばらく会えてないですよね?」
「そうだね…」
沖田は目を臥せた。
千鶴と平助は美桜の家に訪れた。
「ごめんください」
「千鶴ちゃんに平助くん!」
「久し振り。美桜さん元気だった?」
「ええ。また二人に会えて嬉しいわ」
美桜の笑顔が広がるが、すぐに曇ってしまった。
「…総司さんに何かあった?」
「沖田さんは出歩いたりはしてないですけど、
体調は落ち着いていらっしゃいます」
「そう、良かった…」
千鶴の言葉を聞いて笑みが戻る。
「美桜さん、もし良ければお家に上がらせて頂いてもいいですか?」
「あっ、ごめんなさい!気遣えなくて。どうぞ、お入り下さい」
部屋に通された千鶴はここに来た経緯を伝える。
「私、土方さんに美桜さんを屯所にご案内出来るように頼んでみました」
「え?そんな…でも…」
「土方さんもやっぱり最近の沖田さんの様子が心配みたいで…。
許可を出して頂けたので一緒に屯所に来て頂けないですか?」
「…ありがとうございます」
美桜は手をついて頭をさげる。
「ただ、私と同じように男装をしていただかないといけないのですが…」
「大丈夫です」
美桜は微笑む。
「私の替えの着物と袴、それに屯所にあった予備の刀を持ってきました」
「何から何までありがとう、千鶴ちゃん」
「平助くんもありがとう。
…でも今日はどうして静かなの?」
「また総司にヤキモチ焼かれると俺の身がもたないからさ」
ふてくされたように言葉を投げる。
「そっか」
平助の言い種に笑ってしまう美桜。
しばらくの沈黙が続いて
千鶴と美桜から見つめられる平助。
「なっ、何だよ!」
「ごめんなさい。
申し訳ないんだけど今から着替えたいから、席を外してくれないかしら…」
「どぅわ!ごめん!」
平助が足早に廊下に向かう。
クスクス笑ってしまう美桜と千鶴だった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ちっ、千鶴。。。
ええコやぁ。。。・°・(ノД`)・°・←書いてる人。
本日もお目汚し失礼しましたm(__)m
読んでくださった皆さん、
ありがとうございまっす!(^O^)
みふゆ