薄桜鬼・妄想小説【花吹雪】第8話 | 浅葱色の空の下。

浅葱色の空の下。

薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

設定についてはこちらをご覧下さい→

第1話はこちらから→


かなりのお目汚しです。

それでも宜しい方はどうぞ。












美桜の家を訪れた後。

その日の昼下がり。



「あ、総司。朝早くから何処行ってたんだよ」


「平助。ちょっと道場付き合ってくれる?」


「何だよいきなり…」


「今、凄く暴れたい気分なんだ。付き合うよね?」


『悪い予感がする…。』

平助はじりっと後ろに下がる。


「いっ、嫌だ!そうだ!一くんさっき暇そうだったから一くんに…」


「平助がいいんだ。おいで」

首根っこを掴まれる平助。


「ひぃ!ちっ、千鶴~!」

屯所内に平助の声が響く。



「なんだ、なんだぁ?」


「どーしたってんだよ、平助」


「組長たる者、そのような奇声を発するな」


原田、永倉、斎藤が集まってくる。



「どーしたの?平助くん」

最後に千鶴が駆けつける。



「千鶴~…」

沖田の表情を見てハッと後ろに下がってしまう。

ズルズルと道場に連れて行かれる平助。


「千鶴ちゃんもおいで」


「千鶴、平助と何か総司を怒らせるようなことしたのか?」

原田が千鶴の顔をのぞきこむ。


「えーっと…。行ってきます…」

千鶴は足早に道場に向かった。




「一昨日…君たち何処へ行ったの?」


何故か平助と千鶴は正座させられている。


平助は千鶴に確認する。


『千鶴、俺、美桜さんに口止めしてなかったっけ』

『そんなこと言ってなかったよ』

『やっちまったぁ…』



「何コソコソ話してるの?僕の質問に早く答えなよ」


「えーっと…。美桜さん家に」


「あっ、あの。平助くんと話をしてる時に美桜さんの話になって、

私が会いたいなって言ったんです!」


「だってさ~、俺も美桜さんと話してみたかったし。

総司は巡察行ってたしさ」


「沖田さんも全然私を美桜さんのお家に

連れてくれないじゃないですかっ!」


「そーだ!そーだ!」


「…君たち、言いたいのはそれだけ?

じゃあ平助、手合わせ願おうか」

平助に木刀を差し出す沖田。


「総司~!」


「早くしないと…殺すよ?」


「~わーかったよぉ!」



外から見ていた斎藤、原田、永倉。


「壮絶な嫉妬だな」


「あんな総司、珍しいな~」


「頑張れよ~平助~」



永倉が道場内にいた千鶴に声をかける。


「なあなあ、千鶴ちゃん。その美桜さんて凄い別嬪なのか?」


千鶴の背中に沖田の視線が突き刺さる。


「あははは…」と千鶴は笑うことしか出来なかった。



「もう勘弁してくれよ~!!」と叫ぶ平助の声はしばらく続いた。










◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




はい、第8話でした。

総司さんが美桜ちゃん家から帰ってきたあとの平助へのお仕置きの話ですねw

総司、体力あるぅ~♪←


斉藤さん、原田さん、永倉さん初登場~。

何だか一括りにしてしまっていて、ファンの方すみませんm(_ _ )m

でも皆を描くのは楽しいな♪

やっぱり薄桜鬼好きだな~なんて思ってしまいます。



今回もお目汚し、すみませんでしたm(_ _ )m


読んでくださった方、ありがとうございました。







みふゆ